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<インタビュー>『義兄弟』のソン・ガンホ「すべての演技が集約」 |
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文書番号:9223 |
2010-01-13 18:34 |
【ソウル13日聯合ニュース】「これまで出演した映画の中で、わたしに一番合う映画です。新しい演技ではありませんが、ソン・ガンホ版『トータルギフトセット』とでも言いましょうか、わたしのすべての演技が集約されています」。
来月4日に封切りを控える映画『義兄弟』の主演俳優ソン・ガンホが、インタビューで自らをこう評した。『義兄弟』は『映画は映画だ』でデビューしたチャン・フン監督の2本目の作品で、ソン・ガンホは国家情報院を免職されたイ・ハンギュを演じる。
数多くの映画に出演し、演技力には定評のあるソン・ガンホ。『義兄弟』のハンギュをこれまでの出演作のキャラクターと比較し、『殺人の追憶』の刑事トゥマンや『JSA』の北朝鮮士官ギョンピルと重なる部分があり、特に「生活者」という面では、「優雅な世界」のイングに近いと評した。ハンギュは国家情報院要員、イングは暴力団員と職業が異なっても、いすれも生活者としての姿が描かれているからだという。一家庭の大黒柱、生活者のしてのハンギュに近づこうとした。違いを挙げるとすれば、『優雅な世界』が暗い面があったのに対し、『義兄弟』は明るく、気持ちを楽にして見られる映画という点が異なるとした。
ソン・ガンホはこの日のインタビューで、「生活者」という言葉を何度も口にした。彼も2人の子どもを持つ40代の男性だ。役者として悩むという点では普通の人と異なろうと、生活者としては、子どもの健康や成績を心配するなど普通の家庭と何ら変わるところはない。
このバディ映画で、彼は初めてカン・ドンウォンと共演した。北朝鮮から捨てられた工作員のソン・ジウォンを演じるカン・ドンウォンを「魅力的」と総評している。「義兄弟として登場するカン・ドンウォンとわたしが外見の面で釣り合いが取れるか、周りは心配があったみたいです。でもわたしたちは懸念を一掃し、ファンタスティックなアンサンブルを見せたと自評します」とおどけてみせた。カン・ドンウォンは若手俳優らしい聡明さを持つ一方で、老成したような部分もあるという。何より、率直で淡々としているのが長所だとした。
純制作費35億ウォン(約2億8300万円)と、さほど規模の大きくない『義兄弟』に出演したのは、チャン・フン監督への信頼からだった。『映画は映画だ』を見て、その演出力に引かれた。チャン監督は大衆向け映画が備えるべきものを正確に把握しており、テーマへのアプローチ方法にはとても驚かされるものがあり、いくつかのシーンは見事な完成度だったという。『義兄弟』は非常に立派な映画とまでいかないとしても、少なくとも、恥ずかしくない大衆向け映画だと自信をもって言えるとした。
韓国映画界は依然として苦境にあるとされるが、ソン・ガンホに限っては当てはまらない。春にはノワール映画「夜霧」に出演予定で、かねてから希望していたイ・ヒョンスン監督との共同作業に期待を膨らませている。
振り返ってみると、確かにソン・ガンホは監督に恵まれている。『シークレット・サンシャイン』のイ・チャンドン監督、『殺人の追憶』『グエムル~漢江の怪物~』のポン・ジュノ監督、『JSA』『渇き』のパク・チャヌク監督、『グッド・バッド・ウィアード』のキム・ジウン監督と、そうそうたる監督の作品に出演してきた。逆に、こうした一流監督と仕事することにこだわっているのではないかという指摘もある。これに関し、ソン・ガンホは「(出演は)シナリオを見て決めます。さらに大切なのは、監督がどういう人かということ。話をどう紡いでいくのか、監督がどんな考え方をするのかを把握してから、出演するかどうかを決めます」と答えた。
監督をしてみたいとは思わないかと質問すると、そんな才能もなければ考えてもいないとし、役者に集中したい考えを示した。「30代のころは力にまかせに押していました。年を重ね、貫禄と知恵がついた気がするのは良いことですが、体力的につらい部分もあります。やればやるほど難しいのが演技です」。
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