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<インタビュー>ロンドン韓国映画祭開幕作のパク・チャヌク監督 |
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文書番号:8948 |
2009-11-06 15:11 |
【ロンドン5日聯合ニュース】ことしのカンヌ国際映画祭で審査委員賞を受賞した『Thirst』のパク・チャヌク監督が5日、韓国映画が世界に進出するためには芸術的表現の領域を広げ、トレンドを先取りすべきだと語った。韓国映画をより多く輸出したいなら、英語バージョンで制作すべきだが、別の方法としてトレンドを生み出すという手もあると強調した。
パク監督はこの日、英ロンドンのバービカンセンターで第4回ロンドン韓国映画祭の開幕作に決まった『Thirst』の上映を前に、聯合ニュースのインタビューに応じた。18日まで行われる今回の映画祭では、パク監督の「Thirst」、ポン・ジュノ監督の『母なる証明』など、29本の韓国映画が上映される。
以下はパク監督との一問一答。
――キリスト教的なテーマと素材で紆余(うよ)曲折も多かったが。
「ポスターのデザインで大変な思いをした。韓国では女性主人公の足が、米国では胸の谷間が問題になり、削除された。英国では男性主人公のローマン・カラー(神父服)が宗教的問題をもたらす可能性があるとし、削除された」
――宗教団体の反発はなかったか。
「映画を見ていない人には主人公のローマン・カラーが挑発的だったかもしれないが、映画を見た人はそう感じないはずだ。実際、主人公は信仰を捨てきれず悩む男だ。正確に言えば、信仰または道徳的観念を最後まで持ち続けたことが、男性主人公の悲劇だ」
――韓国映画が世界舞台に領域を広げるためには。
「テレビや電話機を売るように簡単なことではないと思う。どんなに作品が優れていても言語的な障壁がある。欧州や米国に多く輸出したいなら、英語で制作すべきだ。それだけが唯一の道だ」
――言語的な問題以外には。
「英語で制作しなくても、映画的、芸術的表現の領域を広げると同時に、あるトレンドを生み出し、リードしていくべきだ。そうすれば世界の舞台で広く知られ、重要視されるだろう」
――『オールド・ボーイ』『親切なクムジャさん』など、パク監督の映画はいずれも暗く、商業映画とは距離があるとの指摘もあるが。
「数百万人を動員した映画だ。当然、商業映画と見なすべきだ」
――ロンドンで『Thirst』が上映される感想は。
「感激している。こんなにすばらしい場所から追い出されないようにするためにも、いい映画をつくり続けたいという決心をさせてくれる」
――外国の別の韓国映画祭にも多く招待されたはずだが。
「ロンドン韓国映画祭は、うまく組織されているし、現地の人にも重要な映画祭として認識されている。現地の識者や映画館、メディアから注目を集める中身ある映画祭だ。自分の映画をバービカンセンターで上映するだけでも感激だ」
< Copyright 2009 (c) YONHAPNEWS. All rights reserved. >
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