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文書番号:8804 |
2009-10-05 18:06 |
【ソウル5日聯合ニュース】ソン・ユリ、チャン・ヒョク主演映画『ウサギとリザード』の制作報告会が、5日にソウル・明洞の映画館で開かれた。
同作でスクリーンデビューしたソン・ユリは、自身を「新人女優」と紹介しながら「スクリーンいっぱいに自分の顔が映り、演技が満天下に公開されるのはプレッシャーだった」と明かした。
ソン・ユリは映画で、幼いころに米国へ養子に出された女性、メイを演じる。本当の母親に会うため23年ぶりに韓国を訪れ、自らのアイデンティティーを探し求める役どころだ。
メイは喪失感や絶望感、希望などさまざまな感情を見せねばならないが、せりふが多くないため表情や体の動きなどで内面を表現せねばならず、困難は並大抵ではなかった。ソン・ユリは、「メイだったらどんな風に考えるか」と頭を悩ませながら、養子問題を扱ったドキュメンタリーを見たり、暇を見つけて英語も学んだと話した。
一方、珍しい心臓病を患ったタクシードライバー、ウンソルを演じたチャン・ヒョクは、ソン・ユリを誠実な演技者と評し、「余白の美を感じられる自然な演技をした」と言葉を添えた。ウンソルについては、「心臓病を抱えているが、一日一日を耐えるのではなく、新たな女性に会い、日常を生きていくキャラクターが気に入った」と話した。
『ウサギとリザード』は、2004年にフランスでデビューしたチュ・ジホン監督が韓国で初めてメガホンを取った作品。第14回釜山国際映画祭の「韓国映画の今日~パノラマ」部門に招待されている。22日公開予定。
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