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<インタビュー>時代劇初挑戦、ドラマ「自鳴鼓」のチョン・リョウォン |
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文書番号:7644 |
2009-01-16 13:51 |
【束草16日聯合ニュース】女優のチョン・リョウォンが、2月に放送開始のSBSドラマ「自鳴鼓」で時代劇デビューを果たす。江原道・束草のドラマ撮影現場で、長く髪を下ろし、刺しゅう入りの白い絹の衣装をまとった姿で取材陣の前に姿を現した。「時代劇は一生しないもの、大変でできないものだと思っていたのにこうして出演することになった。わたしがこの作品を選んだというより、作品がわたしのもとを訪れたという感じがする」。時代劇に出演するとは自分自身でも不思議だが、体がすぐに適応していることに驚くと同時に満足もしていると、明るく笑う。
挑戦することは好きだが、時代劇は彼女ができること以上の、とても大きい目標だった。持久力がなく、オーストラリア育ちで韓国の歴史について理解不足で、こうした大勢との共同生活も経験がないなど、時代劇はあらゆる面で新たな挑戦だった。実際、これらにいっぺんにぶつかることになり大変だが、その一方で楽しんでもいる。何より彼女が演じる「自鳴」がとても魅力な女性なのだという。
ドラマを引っ張っていくタイトルロールという点でも彼女のプレッシャーは大きいはずだ。しかし、「ドラマはひとつのパズルをみんなで囲んではめていくもの。わたし1人でする作業ではないため、負担に思わないよう努めた」と、しっかりした答えが返ってきた。
ドラマは高句麗時代の好童王子と楽浪王女の説話を下敷きに、「自鳴鼓」が鼓ではなく実は人だったという設定にした創作作品。自鳴は楽浪王女とは腹違いの妹で、楽浪に危機が迫った時に自ら鳴るという自鳴鼓は、霊力を持つ自鳴王女だったという話になっている。
彼女は、自鳴の人生が、オーストラリアから1人で韓国に渡り芸能活動をしている自分の生き方と似ていると感じる。「芸能人を目指していたわけではなく、韓国に遊びに来たところ偶然に芸能界に足を踏み入れ、歌手を経て女優になったというこれまでを振り返ると、自分の意志よりも別のもっと大きな力に動かされたという気がする。自鳴が自分が姫だということを知らず育ち、後に王女になって祖国のために戦うのもまた、彼女の意志を超えたことだと思う」と語った。
運命的に導かれ作品を選択したと言いながらも、出演を決めるまではずいぶん悩んだ。それでも「決めてからも足が震えてしまうような作品」に出演すると決めたことで、自分にいったん50点を与えた。作品を通じどれほど変わることができるかも期待している。
ほっそりした体でもアクションを楽しんでいるようだ。ワイヤーを使ったアクションを難なくこなし、剣術シーンにも無理なく適応している。彼女によると、冒険心が強いせいかアクションは怖くない。コーナーに追いつめられれば何でもしてしまうのだという。こうした経験をまたいつできるかと思いサーカスにも挑んでいる、と笑う。
別の映画を終えた直後のドラマ出演で、風邪や過労のため一時期は大変だった。やせてしまい周りを心配させたが、体が資本だと思い、撮影開始前にウエートトレーニングに励み、よく食べるようにした。「時代劇は、本当に歯を食いしばって挑む感じ。これをやって死ぬんじゃないかと思う瞬間もある。短距離レースではなくマラソンだから体力と呼吸の調節をうまくしなければ」と気を引き締めるようすをみせた。
チョン・リョウォン(SBS提供)=15日、ソウル(聯合ニュース)
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