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<インタビュー>カンヌの重荷乗り越え新作臨んだチョン・ドヨン |
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文書番号:6964 |
2008-09-18 14:09 |
【ソウル18日聯合】映画『素晴らしい一日』の封切を前に、主演女優のチョン・ドヨンは新作へのファンの期待にプレッシャーを感じると、胸の内を打ち明けた。
17日にソウル市内の映画館で開かれた試写会後の記者会見で、チョン・ドヨンは「なぜかは分からないが以前より緊張していて、恐いほど」だと語った。前作『シークレット・サンシャイン』から生まれた期待が、自身を大きく見せているようだという。最愛の息子を失い心を閉ざしたシングル・マザーを演じたこの作品で、チョン・ドヨンはカンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞した。
記者会見に臨むチョン・ドヨン(右)とハ・ジョンウ=17日、ソウル(聯合)
新作『素晴らしい一日』は、金の貸し借りがもとで別れたカップルが1年ぶりに再会し、突拍子もない一日を送るという一風変わったロマンチックコメディ。チョン・ドヨンにとっては1年ぶりの復帰作となる。
「前作が終わってからはとにかく休みたいと思っていたのに、実際に休んでいると『シークレット~』のプレッシャーを早くふるい落とさないと、という思いが大きくなって。そこで、気楽にソウルをめぐり撮影しようという『素晴らしい一日』を選んだんです」。とはいえ、演技は仕事だ。次第に心の負担も大きくなり、相手役のハ・ジョンウや監督に支えられて撮影したと振り返った。
チョン・ドヨンが演じたヒスは、仕事も金もなく恋人もいない「神経質な」性格の30代の女性だ。そんなヒスを「表では神経質な性格でも本当はかわいらしく、実は夢があって情深い人物」と分析し、スモーキーなメイクで表現したという。映画の予告編をみた夫が「(ヒスが)普段と変わらない」と言ったほど、自分と似ているところも多いと話した。
共演のハ・ジョンウは、ヒスとは正反対のポジティブな性格のビョンウンを演じた。後輩のハ・ジョンウについては「これまで共演したファン・ジョンミンさん、ソン・ガンホさん、イ・ビョンホンさんに勝るとも劣らない。特に、柔軟性という大きな長所をもつ俳優」だと評価した。
作品のメガホンを取ったのは、『チャーミング・ガール』『ラブ・トーク』『アドリブ・ナイト』のイ・ユンギ監督。今回の作品について「日常生活で普通にいそうな人たちによる、普通に起きそうな状況をつくり、登場人物が観客に自然に受け入れられるようにしたかった。観客が2人と一緒に旅行し、感情の変化を共有できれば幸い」と紹介している。
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