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<インタビュー>『神機箭』で再び変身見せるチョン・ジェヨン |
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文書番号:6843 |
2008-08-21 19:07 |
【ソウル21日聯合】俳優チョン・ジェヨンが映画出演作ごとに変身を繰り返している。昨年秋の『正しく生きよう』の生真面目で素朴な警察官が、今春の『カン・チョルチュン:公共の敵1-1』では善の仮面をつけた暴力団の親玉になった。そして今回は片手に刀、もう一方に義理を握り締める「朝鮮版ロビンフッド」として戻ってきた。世界初の連発ロケット火砲「神機箭」をタイトルにした時代劇映画で主役を務めるチョン・ジェチョンに、ソウル・三清洞のカフェでインタビューをした。
チョン・ジェヨン=(聯合)
チョン・ジェヨンはこれまでも『トンマッコルにようこそ』『偉大なる系譜』『小さな恋のステップ』と幅広いジャンルでさまざまな役を演じてきた。特異なのは、それぞれカラーも形も異なる服なのにそれを着るキャラクターは彼にしか作れない顔になるということ、一言で表現するなら「外柔内剛」といえようか。似ているようで異なる姿に見える理由を聞くと、「こっちからあっちへと一気に飛び越すのではなく、少しずつ移していったせいです」との答え。これまでの役柄は主におめでたい人物で、それが少しずつ隙が少ない役を演じるようになったのだという。
それでも大きく異なる役柄を選ぶ前にはとても心配になるのも事実だ。「口ではいえないほど心配になります。やりなれない役をやって悪口を言われるのではないかという考えをぬぐい切れません。ベストはもちろん常に尽くしますが、結果が良くてこそ次の作品に取り組む力を得ますから」。それでいて、「安住するよりは変わるほうがいい」と考えてチャレンジする。
『神機箭』の商人の頭役、ソルジュは善良で正義感の強い人物だが、これまでの役柄とはまた一味違うキャラクターだ。あるシーンでは重い荷を背負う女性を熱く抱きしめるメロドラマを見せたかと思えば、次のシーンでは現代劇にありそうなとぼけたコメディーを、そして剣を振り回す華麗なアクションを披露する。
この映画に愛とアクション、悲しみと喜びを同時に盛り込もうとしたというキム・ユジン監督の言葉からも、チョン・ジェヨンという俳優にどれほどの期待と重みを置いているかが想像できる。彼はキム監督に、ソルジュがかっこいい役なのか笑える役なのか、あれもこれもといううちに中途半端になるのではないかと尋ねたという。それに対しキム監督は「それは君が分かることだろう、わたしが分かるものか、君がソルジュなのに」と答えたのだとか。口ではそう言っても細やかさがある監督のおかげで、撮影を進めるうちに徐々にスムーズになってきた。初めは「ソルジュならどうやって」と考えていたのが、キャラクターから自然とにじみ出るようになった。時代劇でせりふ回しも難しかったが、これも自分なりに解決できた。
キャラクターは何とかなったものの、アクションは最後まで難しいままだった。高難度のアクションが要されるシーンがとても多く、撮影を続けるうちに相当やせ、後のシーンになるほど体重が減っているのが画面からも分かるほどだ。「シナリオを見たときはアクションがそんなに多いとは分からなかったんです。完成本を見るとスタントなしで直接するシーンがほとんどだったんですよ」。アクションが多い映画はもうやらないが、こぶしや刀を使うアクションの代わりに、まだやったことのない銃を使ったアクションはやりたいと冗談めかした。
次の出演作『キム氏漂流記』は2日後にもクランクインする。今回はまたおめでたさと小心さを残す役柄だという。似たような役があったように思えても、映画が異なれば役柄も変わるしかないことを彼は知っている。
< Copyright 2008 (c) YONHAPNEWS. All rights reserved. >
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