ブロコリに掲載されている記事、写真等に関する著作権は、IMX, Inc.または情報提供者に帰属します。これらコンテンツの全部または一部を複製・公開・送信・頒布・譲渡・貸与・翻訳・翻案・使用許諾・転載などをすることはできません。 |
|
|
|
|
|
|
|
John-Hoon、ジャッキー、アーロン熱唱!四川大地震チャリティコンサート 「アンナ・リーのGO!GO!華流エンタメ」 |
すごくオススメ
|
|
|
文書番号:6707 |
2008-07-23 21:21 |
皆さん、こんにちは。ブロコリスペシャルリポーターのアンナ・リーです。今回は、すでにリポートでもお伝えしていた、四川大地震のチャリティコンサートを取材してきました。
7月14日、東京国際フォーラムにて四川大地震チャリティコンサート「ハートエイド・四川」が開催されました。このコンサートは、四川大地震の被災者を支援しようと、歌手のジュディ・オングさんを発起人に、アジアのアーティストが集結し、実現したものです。出演者は、ジュディ・オングさん、ジャッキー・チェン(成龍)さん、南こうせつさん、イルカさん、w-inds.、John-Hoon(ジョンフン)さん、アーロン・クォック(郭富城)さんなど日本、中国、台湾、香港、韓国を代表する15組のアーティストで、豪華な顔ぶれとなりました。
(左から)南こうせつ、イーキン・チェン(鄭伊健)、イルカ、alan、ジャッキー・チェン、ジュディ・オング、アーロン・クォック、John-Hoon、千葉涼平(w-inds.)
開演の前に、出演者たちによる記者会見が行われました。日本、台湾、香港、そして欧米系のメディアから、カメラ20台以上、スチール50台以上の報道陣が詰めかけ、コンサートへの注目の高さが伺えました。まず、ジュディ・オングさんが「お忙しい中、集まっていただきありがとうございます。皆さんの力をあわせて四川大地震の被災者の力になりましょう」、続いて、ジャッキー・チェンさんが「今日はこうした形で震災の義援活動に参加できることを嬉しく思います。アジア各国からいろんな方がいらっしゃいました。このような義援活動はこれからも各地でやっていきたいので、ぜひ皆さん引き続き応援してください」と挨拶しました。さらに、イルカさんが「今回は初めて会った方々もいるのですが、皆が1つになってコンサートを行なえることに感謝しています。今日は頑張ります」、韓国出身のJohn-Hoonさんが「昨年、中国に住んでいたので、中国には凄く親近感があります。被災者の力になれるよう頑張ります」、香港出身のアーロン・クォックさんが「このようなイベントに参加できてとても嬉しく思います。愛があれば、希望が生まれます。団結さえすれば、力が生まれます。こうした気持ちを皆さんにお伝えしたいと思います」、同じく香港出身のサンディ・ラム(林憶蓮)さんが「四川の皆さんのことを応援してください」などとコンサートへの意気込みとメッセージを伝えました。
コンサートでは開演に先立ち、出演者と観客全員が起立し、地震で亡くなられた方たちに黙祷が捧げられました。続いて、出演者全員で「上を向いて歩こう」を歌い、コンサートの幕が開けました。
ステージ2番目に登場したのは、大ヒットドラマ「天国の階段」の主題歌を歌った韓国出身のシンガーソングライターのJULYさんで、「愛する人よ~断念」を韓国語で歌いました。若くて凄い歌唱力の持ち主で、バラードの魅力を存分発揮しました。
続いて3番目は、大地震発生地である四川省出身のalan(アラン)さんの登場です。故郷でこんな大きな震災があったことに、きっと彼女は1番心を痛めていると思います。客席から中国語での声援が響き渡りました。ステージでalanさんは、多くの義援を呼びかけ、「幸せの鐘」と坂本龍一さんが手がけた「懐かしい未来~longing future~」の2曲を心を込めて歌いました。alanさんの高音で透き通る声が、愛と平和へのメッセージを心まで届けてくれました。
そして、日本でも高い人気を誇るJohn-Hoonさんが登場すると、客席から「ジョンフンコール」が絶えませんでした。凄い歓声に少し照れた笑顔は、とっても素敵でした。もうすぐ日本でデビュー3年目を迎えるJohn-Hoonさんは、7月16日発売のシングルから「君を守りたい」と「floating~漂流~」を熱唱しました。トークでは、「中国は仕事で住んだこともある国なので、今回のコンサートに出演できて光栄です」と日本語で話すと、盛大な拍手が送られました。
コンサート前半の最後に登場したのが、アンディ・ラウ(劉徳華)とともに香港四大天王の1人であるアーロン・クォックさん。豪華なステージで「舞台王者」と呼ばれているアーロンさんは、私も小さい頃から大好きで、少ないお小遣いで、カセットテープ時代のアルバムを全部手に入れた歌手の1人です。アーロンさんは、「皆の愛で団結して、手を取り合って四川の人たちを励ましたい」と客席に語りかけ、「愛的呼喚(Call out from love)」と「強(Strong)」を歌ってくれました。最後は「頑張ってね!!」と日本語で力強いエールを送り、ステージを去ったのが印象的でした。
さて、ステージ後半の1人目は、中華圏を代表するサンディ・ラムさんです。サンディさんは、「このステージに立ってとても感動しました。皆さんの愛と支援が被災者の心のパワーになれるように歌います。もっと多くの愛と義援金が四川の子供たちのもとに届けられるように頑張ります」と何度も涙をこらえて話し、「至少還有你(At least there was you)」、「HERO」を熱唱しました。中国語で歌った「至少還有你(At least there was you)」を聞いたら、その歌詞に心が打たれました。相手のことを強く思う気持ちは本当に感動しますね。
コンサートのちょっとしたサプライズだったのが、ジャッキーさんが歌ったことです。「明明白白我的心(私の気持ちをはっきりわかっている)」という曲ですが、これはジャッキーさんの1曲しかないと言われている持ち歌です!何と
私が小学校の時に、学校でお弁当を食べる時間に流れていた曲で、とても懐かしかったです。ジャッキーさんの貴重な歌声が聞けるなんて、観客の皆さんもラッキーに思われたかもしれませんね。
後半は、ベテラン勢が次々と登場し、日本のフォークミュージックを代表するイルカさんが、大ヒット曲の「なごり雪」と「まあるいいのち」をギターの弾き語りで歌ってくれました。そして、「日本語が通じない楽屋は凄くいい雰囲気で、日頃は違う国同士ケンカをしたりするかもしれませんが、こういう時こそ一致団結しなくてはなりませんね」と心情を語りました。
同じくフォークミュージシャンである南こうせつさんは、環境保護活動を17年間続けるなど、音楽を通じた慈善活動を積極的に行っています。「今回のコンサートでは様々なジャンル、世代のアーティストと一緒になって、四川大地震への思いを伝えたいですね」と語りかけ、大ヒットした「神田川」をしっとりと歌うと、会場は名曲に酔いしれていました。
そして、ステージのとりをつとめたのは、今回のコンサートの呼びかけ人であるジュディ・オングさんです。何とジュディさんは、1979年にレコード大賞を受賞した大ヒット曲「魅せられて」を華麗な衣装とパフォーマンスで歌ったのです!孔雀の羽のような白い衣装で歌うジュディさんは、本当にゴージャスそのもので、30年近く経っても全く変わらない美しさと魅力に驚かされました。客席からも一段と大きな拍手が送られていました。
コンサートの最後では、ジュディさんとジャッキーさんから、コンサートの収益金及び個人や企業からの寄付金、合わせて2780万円の目録が日本赤十字社に贈呈されました。
最後に、ジャッキーさんが「もともと私たちは1つの家族です。月から地球を見ると、1つの惑星にしか見えないのです。このお金がどのくらいの助けになるかわかりませんが、四川の人々の役に立てたらと思います」と挨拶し、ジュディさんが「わずか1カ月間の準備でしたが、こんなにたくさんの人々が来てくださいました。最後に希望を胸に、みんなのためにお祈りしましょう。ありがとうございました」と感謝の気持ちを表しました。フィナーレは全員で手をつなぎ、台湾ではよくフォーマルなセレモニーで歌う「祈祷(チーダオ)」(『竹田の子守歌』)を合唱し、盛大な拍手のもと「ハートエイド・四川」の幕は閉じられました。
アーロン・クォック(郭富城)、John-Hoon(ジョンフン)
【ハートエイド・四川セットリスト】
オープニング(全員)…「上を向いて歩こう」
1.中孝介…「花」「絆」
2.JULY…「愛する人よ~断念」
3.alan(アラン)…「幸せの鐘」「懐かしい未来~longing future~」
4.東儀秀樹 TOGI+BAO…「Keep On Moving」「夜空のムコウ」
5.John-Hoon…「君を守りたい」「floating~漂流~」
6.JAYWALK…「何も言えなくて・・・夏」「もう1度・・・」
7.イーキン・チェン(鄭伊健)…「風雲」「友情歳月」
8.アーロン・クォック(郭富城)…「愛的呼喚(Call out from love)」「強(Strong)」
9.サンディ・ラム(林憶蓮)…「至少還有你(At least there was you)」、「HERO」
10.ジャッキー・チェン(成龍)…「明明白白我的心」
11.w-inds.…「アメあと」「TOKYO」
12.イルカ…「なごり雪」「まあるいいのち」
13.南こうせつ…「妹よ」「神田川」
14.日野皓正…「蘇州夜曲」
15.ジュディ・オング…「魅せられて」
エンディング(全員)…「祈祷(チーダオ)」(『竹田の子守歌』)
☆取材を終えて☆
チャリティーコンサートらしく、ステージはとてもシンプルで派手な演出は全くなかったのですが、かえってじっくりと歌やトークに耳を傾けることができて良かったと思います。観客は、どのアーティストのファンにも関わらず、1組1組のアーティストに暖かい拍手や声援を送り、会場は和やかな雰囲気に包まれていました。個人的には、ジュディ・オングさんの名曲「魅せられて」に感動しました!もう、ジュディさんに魅せられっぱなしでした(笑)あの華麗な羽根は、まさに夢の翼のようですね。
コンサートは、国籍や世代を超えて、みんなが1つになり、愛や希望、平和のメッセージを伝えていました。会場にいた私は、何回も感動して体が震え、鳥肌が立つほどでした。人の心を動かす力がある音楽って、本当に素晴らしいですね。四川の被災地が1日も早く復興し、被災者に安らぎが訪れますように。そう願わずにはいられません。
<写真:(C)IMX>
アンナ・リー公式ブログ:http://ameblo.jp/imx-jam/
取材:アンナ・リー/構成・会見写真:佐野(ブロコリ)/コンサート写真:両角章司
|
スポンサードサーチ |
|
|
|
関連キーワード: GO!GO!華流エンタメ |
|
関連最新記事 |
|
|
カテゴリ最新記事 |
|
|