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ニコラス・ツェー、ショーン・ユー他登壇! 「香港映画祭」開幕 |
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文書番号:5352 |
2007-10-24 18:09 |
写真左からツイ・ハーク監督、リンゴ・ラム監督、ジョニー・トー監督、ルイス・クー、ニコラス・ツェー、ジェイシー・チェン、ショーン・ユー
今月20日に開幕した「東京国際映画祭」の提携企画、香港特別行政区設立10周年記念「香港映画祭」(10月23日~25日)の開催を祝い、23日に渋谷・Bunkabmuraオーチャードホールでオープニングセレモニーが行なわれた。レッドカーペットから引き続き登場したのは香港映画祭オープニング作品『鐵三角 TRIANGLE』から、ツイ・ハーク監督、リンゴ・ラム監督、ジョニー・トー監督、主演ルイス・クー。『男兒本色』から、ニコラス・ツェー、ショーン・ユー、ジェイシー・チェンの3人。
この豪華なゲストを一目見ようと日本・香港などから100社近い取材陣も駆けつけた。
まずステージに登場したのは、ツイ・ハーク監督、リンゴ・ラム監督、ジョニー・トー監督、俳優ルイス・クー。
ツイ・ハーク:東京のみなさん、そして海外からいらしゃったみなさん、こんばんは。東京でこのような形でみなさんとお会いできてとても嬉しいです。ありがとうございます。
リンゴ・ラム:東京に来てさっそく絶品の日本料理を食べました。今日はツイ・ハーク監督の案内で韓国料理に連れていってくれました(笑)。東京のようなグルメな街は大好きです。
みなさんにお会いすることも大好きです。ありがとうございます。
ジョニー・トー:日本は本当に美食天国だと思います。この映画祭を機会にたくさん美味しいものを食べたいと思います。
そしてまた、みなさん長い間、香港映画を応援してくださってありがとうございます。
今晩わざわざ『鐵三角 TRIANGLE』を観に来てくださったみなさん、本当にありがとうございます。
ルイス・クー:ミナサン、オゲンキデスカ?(日本語で)
Q.『鐵三角 TRIANGLE』は三人の監督がリレー形式で撮影をしたというユニークな作品だが、この企画を最初に持ち出したのは誰か?
ツイ・ハーク:考え出したのは僕なんですが、さっそくリンゴ・ラム監督、ジョニー・トー監督に連絡しました。
Q.誰がどのパートを監督するかは、どのようにして決められたのか。
ツイ・ハーク:僕が最初の三分の一を撮り、問題をたくさん残してそこからリンゴ・ラム監督にどう撮るか考えてもらおうという形で進めました。台本もないです。
僕が撮った三分の一に基づいて、残りの二人に撮ってもらいました。
僕としてはとにかくリンゴ・ラム監督に難問を残そうと思ったんです(笑)。またそれを受けてリンゴ・ラム監督もジョニー・トー監督に難問を残そうとしたと思いますよ。
Q.ツイ・ハークからの続きを受けた二人は難しくなかったか。
リンゴ・ラム:いや、難問というよりもむしろ解決策を与えてくれました。
映画は物語と登場人物があればいいわけですから、ツイ・ハーク監督はしっかりとしたものを残してくれました。
Q.映画を観たらどこからがどの監督の演出なのか分かるようになっているのか。
リンゴ・ラム:ツイ・ハーク監督やジョニー・トー監督の作品をよくご覧になっている方はすぐにわかるかと思うのですが、観てもよくわからないというシーンは、きっと僕の演出の部分だと思いますよ(笑)。
注意深く観ていただきたいと思います。
Q.(ジョニー・トー)ラストの演出となると、ある意味でとてもおいしいが責任重大だったのでは?
ジョニー・トー:僕の部分は、実は難しくはありませんでした。人物もストーリーもある程度まで出来上がっている状況なので、あとは結末を考えればいいだけなんですね。そういう意味ではやりやすかったです。
Q.結末は、2人の監督に相談せずに決めたのか?
ジョニー・トー:実は、ツイ・ハーク監督とリンゴ・ラム監督は、この作品の完成品をカンヌ国際映画祭で初めて見たんです。
もし、その時点で文句を言われても困りますよね。遅いです(笑)。
Q.3人の監督の演出の下、どうだったか?
ルイス・クー:役者としてとてもいい経験をさせていただきました。このようなつくり方をする映画はめったにありませんから。
ファースト・カットを撮った後にすぐ聞きました。
「この後はどうなるのか」と、共演の役者さんたちとも議論をしました(笑)。
Q.この映画の見所は?
ルイス・クー:このようなスタンスの映画は、あまり経験したことがありませんでしたし、見所といえば3人の素晴らしい監督が異なる才能を持っていて、一つの作品を仕上げたというところではないでしょうか。
僕自身この作品に参加できて、大変光栄に思っています。
ここでスペシャルゲスト第2弾の登場!
『男兒本色』の出演のニコラス・ツェー、ジェイシー・チェン、ショーン・ユーの3人。
ニコラス・ツェー:日本に来るのは久々です。みなさん、お久しぶりです。またお会いすることができましたね。
この映画、気にいっていただけると嬉しいです。
ジェイシー・チェン:ワタシハジェイシーデス。ヨロシクオネガイシマス(日本語)。この映画を気に入ってくれることを願います!
ショーン・ユー:ミナサン、コンニチハ。ワタシハショーン・ユーデス。ヨロシクオネガイシマス!(日本語)
ここで司会者が、子どもが生まれたばかりだということに触れると、ニコラス・ツェーが日本語で「どうして知っているの?それは関係ないじゃない(笑)?」と照れ笑い。
(ニコラスはかつて日本に住んでいたことがあるため、日本語が本当に上手なのです!)
Q.劇中では派手なアクションシーンが多く出てくるが、このアクションシーンは見てほしい!というシーンはあるか。
ニコラス・ツェー:特にこのアクションを見てほしいとか、アクションムービーと単に定義づけることには抵抗があります。
役者の側からすればドラマ、芝居の部分も全てアクションであり、アクションの部分もむしろドラマといえます。
映画全体を観て楽しんでいただけたらと思います。
Q.ジェイシー・チェンはキーパーソン的な役柄だが、自分自身の見所は?
ジェイシー・チェン:どのシーンもベストを尽くして撮影しました。
みなさん、映画を楽しんで観ていただいて気に入っていただけると、僕もまたみなさんに東京でお会いできると期待しています!
Q.この映画でジェイシー・チェンは初のアクションシーンに挑戦しているが(ジェイシーはジャッキー・チェンの実の息子)。
ジェイシー・チェン:ツイ・ハーク監督や先輩俳優のみなさん、本当によく働きました。
実はアクション映画は避けようかなと思ったのですが、今回やってみて、益々みなさんを尊敬したいと思っています。
Q.ショーン・ユーは、劇中ではかなりの短髪だがこれは映画を意識してか。
ショーン・ユー:この映画の撮影に入る前に、違う映画に出演しました。役柄の関係でとても短い髪になり、そのままこの映画にも出ることが決まり、イメージ的に苦労しました。
Q.お互いにライバル意識などは生まれるか。
ショーン・ユー:この映画に出る前から友達でした。ですから、3人で集まればどうやって楽しく撮影しようかと話します。ライバル意識はないですね。
ここで、ツイ・ハーク監督、リンゴ・ラム監督、ジョニー・トー監督、ルイス・クーが再び登場。
Q.香港でオススメのスポットは?
ツイ・ハーク:西貢(サイクン)でしょうか。そこには、美味しい海鮮レストランなどがたくさんあってとてもいいところです。
そのエリアでは、船に乗ったりとリラックスできます。
Q.冬の香港のオススメは?
リンゴ・ラム:右の方(ツイ・ハーク)は、左の方(ジョニー・トー)の家に行って鍋をやろうと言って、左の方は、右の方の家に行って鍋をやろうと言っています(笑)。さらにルイス・クーさんは焼肉でもやろうよと言っています(笑)。
ジョニー・トー:香港と言えば美食なんですが、九龍城なんかも楽しんでいただけると思います。
ルイス・クー:ニコラスの家に行って、子どものベビーシッターでもしましょうかね(笑)。お父さんそっくりなんですよ(笑)。
ニコラス・ツェー:(日本語で)日本の飲茶は一番美味しいですね(笑)。香港の焼き鳥と日本の焼き鳥はちょっと違うけど美味しいです。今度一緒に食べますか?
ジェイシー・チェン:何て言えばいいでしょうか。香港はいいところですよ!
ニコラスが途中で「香港に行ったらジェイシーのパパの家に行くといいよ(笑)」とコメント。
ショーン・ユー:実は、僕はいつも家とスタジオの行き来をしていますので、もしみなさんが映画撮影を見たいのであれば、蘭桂坊(ランカイフォン)に行ってみてください。映画の撮影などでよく使われる場所です。
ここで豪華ゲストによるオープニングセレモニーのクライマックスとなり、香港映画祭は開幕しました。
今月25日まで開催される「香港映画祭」。とっておきの作品を観にBunkamuraに行ってみてはいかがでしょうか!
写真左からニコラス・ツェー、ジェイシー・チェン、ショーン・ユー
ルイス・クー
文:栃木(ブロコリ)/写真:高橋(ブロコリ)
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