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<インタビュー>「完璧なお隣さん」を好演、俳優キム・スンウ |
すごくオススメ
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文書番号:5036 |
2007-09-05 17:29 |
【ソウル5日聯合】アメリカの人気シチュエーションコメディ「Hey!レイモンド」の韓国版とも言えるSBSドラマ「完璧なお隣さんに出会う方法」が好評だ。主人公ペク・スチャンは中年女性の人気者で、困っている人がいれば救いの手を差し伸べる「完璧なお隣さん」だ。
ところがペク・スチャンは元つばめという設定だ。典型的なジゴロではないが、必要なときには自分の役に立つ女性を誘惑し、目的を達成してきた。暴力沙汰で刑務所にも入ったペク・スチャンが一時は大学講師まで務めることができたのは、ひとえにその経歴のおかげだ。
このペク・スチャンを水を得た魚のように演じている俳優キム・スンウに4日午後、京畿道高陽市のSBSスタジオで会った。「はまり役」だと賞賛すると、「やめてくださいよ。つばめは社会悪じゃないですか…」と、いたずらっぽくにらんでみせた。
もちろん、悪い意味でつばめがはまっていると言ったのではない。ペク・スチャンの役柄が、キム・スンウという俳優の人柄とオーバーラップするのだ。芸能界でも交友関係が広いことで知られるキム・スンウは、男女問わず、一度共演した相手から信頼を集め、また一緒に仕事をしたいと思わせる存在だ。「完璧なお隣さんに出会う方法」でヒロインを演じる女優ペ・ドゥナも「キム・スンウ先輩が出ると聞いて出演を決意した」と語っているほど。人気俳優のペ・ヨンジュン、チャン・ドンゴンが最も慕う先輩であることも広く知られている。
「そう言ってもらえるとうれしいですね(笑)。でも実際は交友関係が広いわけではないんです。人見知りも激しいですし。ただ、数人の親しい人物が芸能界で大きな影響力を持っているので、私の人間関係も誇張されている部分があると思います」と笑う。
大きな話題にはなっていないが、17~18%と安定した視聴率を維持している「完璧なお隣さんに出会う方法」は、ある会社の社員寮を舞台に描かれる群像劇。スリラーやメロドラマ、コメディが混在する、異色のミニシリーズだ。
今回、ペク・スチャンという複雑なキャラクターも自然体で演じているキム・スンウは、メロドラマからコメディまで幅広い演技力を持つ俳優だと言えるだろう。しかし、本人は「若い頃は褒め言葉として受け止めていましたが、最近では『お前には個性がない』と言われているようで居心地が悪いですね」と語る。だが、30歳を過ぎてからキャラクターに自分を近づけるのではなく、キャラクターを自分に近づけるという自分なりのやり方を見つけ、演技がやりやすくなったという。虚飾には限界があることも悟ったのだとか。
その一方で、「私は演技をきちんと学んでいません。一時は(友人であるパク)シニャンのように、体系的に演技を学んだ俳優がうらやましくて留学も考えました」と打ち明けた。しかし演技は計算だけでできるものではない。自分やペ・ドゥナのように感性が先に立つ役者もいる。自分だけのやり方をつかんでからは楽になったという。
最後に1歳10カ月になる娘の話になると、口調に力がこもった。
「何があっても娘の顔を見てから撮影現場に向かうのですが、そのたびに『自分と血を分けた存在だ』という思いに気を引き締めます。子どもを持つまでは想像もできなかった感情ですね」
子どもとのふれあいが楽しいようだ。今の願いは、娘が25歳になるまで現役の俳優でいること。
「果たして可能でしょうか?そのことを考えると夜も眠れません。先は長いのに…」と笑った。
俳優のキム・スンウ=(聯合)
< Copyright 2007 (c) YONHAPNEWS. All rights reserved. >
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