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文書番号:13982 |
2015-06-29 11:13 |
映画「延坪海戦」
韓国映画「延坪海戦」(原題)が24日に封切られ、2日連続で
観客動員数トップに立った。
同作品は、サッカーのワールドカップ(W杯)韓日大会の熱気に
包まれていた2002年6月に韓国領の延坪島付近の海上で発生した
韓国と北朝鮮の銃撃戦、第2延坪海戦の実話を基に、国のために命を
懸けた韓国兵とその家族、同僚、恋人らの姿を描いた。
映画振興委員会の映画館入場券統合電算網によると、公開2日目の
25日までで「延坪海戦」の累計観客数は33万3013人となっている。
朝鮮戦争発生から65年にあたる25日には上映劇場と上映回数が増え、
17万388人の観客を集めた。
この日は国会議員会館でも上映され、多数の国会議員が観覧した。
李明博(イ・ミョンバク)前大統領もソウル市内の映画館で鑑賞した。
現時点では作品性より、マーケティングや政治的な要素が注目を
集めている。
当時の交戦の様子をリアルに伝えるため3D映像を用いており、
足りない製作費はインターネット上で出資を募るクラウドファンディングで
調達した。公開前には出資者や同海戦で戦死した韓国軍将兵の遺族、
生き残った隊員、一般の観客を招いて大規模な試写会を開いた。
試写会は国防部や合同参謀本部、海軍でも行われた。
一方、劇中で合同参謀本部議長と国防部長官が戦死者の葬儀に参列せず、
大統領は日本でのW杯閉会式に出席したことが描かれており、政治的にも
物議を醸している。
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