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<インタビュー>デビュー12年目のキム・ミニ「芝居に開眼したばかり」 |
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文書番号:11178 |
2011-06-07 17:44 |
【ソウル6日聯合ニュース】1994年にソウル近郊で起きた疑問の爆発事件に隠された真実を解明していく社会部記者たちの活躍を描いた、パク・インジェ監督の新作映画「モビーディック」。事件を追う女性記者ヒョグァンを、キム・ミニが演じた。
共演はファン・ジョンミン、キム・サンホ、チン・グら。いずれも映画をリードしていく力のある俳優陣だ。キム・ミニは、「脚本も共演者もすばらしい。どこまでも主役を支える助演に徹しようと考えました」と話した。
物語の中心軸は、ファン・ジョンミン演じる記者バンウ。キム・ミニはひたすらサポートする芝居をみせればいいのだと信じ、先輩らと一緒のシーンでも、自分のパートを目立たせようと力むことはしなかった。「それで当然だったわけですが、そういうところが物語的にとても良かったと思います」と振り返る。
キム・ミニ=(聯合ニュース)
クランクイン前には役作りのため実際の記者の仕事を体験したが、そうした経験に依存しすぎないようにしたかったと話す。記者入門はわずか1日で終えた。
「誰かをモデルにしたいとは思いませんでした。本職の記者の人たちとは違う雰囲気にしたかった。実際の職業をそのまま描写することが重要だとは思わず、雰囲気さえしっかり分かっていればいいと判断したので、全般的なことを目に焼き付けるだけで(記者体験を)終わりにしたんです」。
映画出演は2009年の「女優たち」以来、2年ぶりだ。長い空白を経て今作品の公開。じきに人気作家・宮部みゆきの同名小説が原作の映画「火車」の撮影に入る。物語は、結婚を控え突然姿を消した婚約者を探すある男が彼女の正体を知るにつれ恐怖に陥るというミステリーで、キム・ミニはすべての事件と物語の中心となる婚約者ソニョンを演じる。
「脚本を読むやいなや、やりますとお答えしました。監督がうまくリードしてくださるという信頼がありましたし、脚本もとてもよかった。挑戦してみたいキャラクターでした」。
この作品ではイメージチェンジを予告している。これが終われば、今後はロマンティックコメディの作品も待っている。
ファッショニスタとしても名を馳せるキム・ミニ。そのファッション感覚はどうやって養ったのかと尋ねると、「常に良いものを見ることが重要」だとの答えが返ってきた。絵画、書物、写真など、感性を育む良い作品に触れることがプラスになると説く。
イ・ヨウォンと共演した「サプライズ」(2002年)、イ・ミスクと共演した「お熱いのがお好き」(2008年)や「女優たち」など、女性ばかりが登場する作品に多く出演している。珍しいことだというと、「なんとなくそうなりました」と笑う。作品の選択は「脚本が気に入るかそうでないか」の問題だと話した。
1999年にドラマ「学校2」でデビューし、12年目の中堅女優となった。これまでに映画10作品に出演したが、「芝居に開眼したはかりの段階。演技の幅を広げていきたいです」と謙虚かつ意欲的だ。
「時が流れるのは本当に早いと思います。まだ芝居を始めてもいないような気分です。かなえたい夢も欲もたくさんあって、新人のよう。0から100まで、さまざまな感情を表現できる役者に成長したいですね」。
キム・ミニ=(聯合ニュース)
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