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“韓流ブームの先駆者”チャ・インピョ来日会見 |
すごくオススメ
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文書番号:2130 |
2006-07-03 00:00 |
今月2日、赤坂プリンスホテルで、チャ・インピョさんのファンミーティングが行われ、これにに先立ち、記者会見が開かれ、様々な質問に答えてくださいました。
アジア各国で巻き起こっている“韓流ブーム”の元祖とも言われ、来日を期待されていた韓国大スターのチャ・インピョさん。まもなく韓国で公開を控えている映画『韓半島(※)』のプロモーションの合間を縫っての公式初来日です。
「はじめまして、私はチャ・インピョです。Thank you for coming here. I will do my best to give you a good answer.」 まずは、流暢な日本語と英語で挨拶をすると、質疑応答になりました。
Q.公式初来日ですが、どんな印象をお持ちですか? A.実は、日本には何度も何度も来ています。息子を連れて、ディズニーランドにも行ったこともありますし、こちらに親戚がいるので、週末に美味しいものを食べにいったりもしていました。ですから、日本に対して、ともていい印象をもっています。 いわゆる“韓流スター”と言われる方たちの中では最年長なのですが、他の韓国スターが日本に招待されるのを横目に、「一体いつ呼んでくれるのかな?」と思っていました。最年長だから、最後に呼ばれたのですね(笑)。このように来ることができてとても嬉しいです。
Q.ファンミーティングへの意気込みをお願いします。 A.韓国、中国、台湾でファンミーティングを行うときは、無料なのでプレッシャーを感じずに臨むのですが、日本でのファンミーティングは“有料の文化”だと聞いています。有料なのか無料なのか、ということが重要ではありませんが、わざわざお金を払って来てくださる皆さんに、私に何が出来るかとても悩みました。
Q.悩んだ結果、何を準備してくださったのですか? A.一応、歌を用意させていただきました。ただ、私はプロの歌手ではないので、皆さんが聴く際には、心で聴いていただけたらと思います。
Q.韓流ブームの先駆者として、韓国や中国の合作にも出演されていますが、自分の役割について考えていらっしゃることは? A.文化というのは、相互交流がとても大事だと思っています。韓国の俳優が中華圏や日本で、多くの愛情や関心を寄せていただいているのは、とても喜ばしいことですが、逆に韓国において中華圏や日本の俳優はあまり知られていません。また、他国で作られたドラマも観られていません。こういった状況は、アンバランスです。交流を活発に、スムーズにするには、韓国国内においても、他国のドラマが試聴できる機会を与えることが重要だとずっと考えてきました。 先輩俳優たちとともに、文化庁の長官と討論会を行い、この問題について提起し続けているのですが、長官に話すと、長官が変わってしまいます。ですから、何年も何年も話しているのですが、結果がどうなるかわかりません。(会場笑)
ここから記者の質疑応答になりました。
Q.チャ・インピョさんは、作品の中でも実際でも、いつもとても端正なイメージですが、ご自身で心がけているのですか?それとも、幼い頃からのそういった振る舞いをするように教育を受けたのですか? A.私は、韓国内で“正しい生活をする男”というあだ名があります。これは、役者として、1つのイメージが固まってしまうので、あまり望ましいことではありません。ですが、私は大衆あっての芸能人であるのだから、彼らから見てそういうイメージを私に対して持つのであれば、彼らの期待に沿うのが私の義務ではないかと考えるようになりました。だから、常に(質問にあったように)端正なイメージなのではないかと思います。
Q.映画『韓半島』にご出演を決められた経緯は? A.昨年の8月に台本をいただきました。そのとき考えたのは、このような映画の台本をもらって出演を断る俳優は大韓民国にいないだろうと思いました。物議をかもすだろうとは思っていましたが、大韓民国の国民として出演を決めました。しかし、映画の出演を決めた後、心の中で「たぶん日本へ進出する機会はなくなるだろうな」と思っていたのですが、運命とは皮肉なもので、来週映画の公開を控え、このように日本でファンミーティングを開催することになりました。
Q.日本でファンミーティングをする気持ちと、今後の日本と韓国での活動を教えてください。 A.日本で私を好きでいてくれるファンがいるのは嬉しいです。だから来ました。呼んでくれるファンがいるのであれば、どこへでも行きます。それが、芸能人である私の義務だと思います。 今現在、日本への具体的な進出計画はありません。今後も韓国において素晴らしい活動をし、機会があるのであれば来られますと思います。来年、再来年、皆さまがまた私を呼んでくださるのであれば、いつでもまた新しいプログラムをもって来ますよ。
Q.印象に残っている作品や役柄は? A.まだ日本の皆さまには紹介されていないと思いますが、映画『韓半島』です。 私は今年40歳になります。中年と言われる年代に達した私にとって、演技より家族より、何より大事と考えるのは、“統一”です。私が死ぬ前に、国を統一させ、その統一した国を息子に渡したいのです。それは、韓国の全ての私と同じ年代の方たちの共通した想いだと思います。ですから、映画の完成度や興行成績といったものから離れて、映画を通してもう一度、統一について話す機会を私が担うことになったということを重要なことと考えます。
取材を終えて・・・ 時折笑いを交えながら、自身の仕事や担った役割への責任、自信、そして誇りを感じさせる、チャ・インピョさんの誠実な人柄がよく表れた記者会見でした。 また、フォトセッションでは、ピースサインをしたり、「ペ・ヨンジュン、ペ・ヨンジュン」と言ってペ・ヨンジュンさんの真似(胸の前で手を合わせて、やさしく微笑)をして、カメラマンや記者を大いに笑わせてくださいました。 俳優としてだけでなく、人間としても“大きさ”を感じさせる、とても素敵なチャ・インピョさんでした。
ファンミーティングの模様はこちらのレポートでお楽しみください!
文/撮影:高橋
(※)『韓半島』は急変する国際情勢の中、韓国に対して影響力を持とうとする日本に対抗するため、大韓帝国末期の皇帝・高宗が隠した国璽を探すという“ファクション(事実と虚構とを織り交ぜた作品)大作”。
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