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 “韓国大スター”チャ・インピョ ファンミーティング |
 すごくオススメ
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| 文書番号：2142 |
2006-07-04 00:00 |
今月2日、赤坂プリンスホテルで、ドラマ「星に願いを」で知られるチャ・インピョさんのファンミーティングが行われました。
 アジア各国で巻き起こっている‘韓流ブーム’の元祖とも言われ、来日を期待されていた韓国大スターのチャ・インピョさん。まもなく韓国で公開を控えている映画『韓半島（※）』のプロモーションの合間を縫って、公式初来日を果たし、ファンミーティングに臨みました。
この日のイベントは、3部構成で行われました。1部ではドラマの話を中心に‘俳優としてのチャ・インピョ’について語り、さらにお楽しみのプレゼント抽選会がありました。2部では、会見でも述べていた生歌披露と‘人間チャ・インピョ’についてのトークとふたたび抽選会。そして、3部では、集まった約1，200人全員と握手、というチャ・インピョさんをたっぷり堪能できる至福のひとときとなりました。
まずは映像でイベントがスタートし、ステージ上手から中央へと作られた階段からチャ・インピョさんが登場すると、会場は大歓声と大きな拍手に包まれました。
 そして「こんにちは、チャ・インピョです。お会いできて嬉しいです」とご挨拶。少し緊張されていたようで、たくさん挨拶の言葉を考えてきたけれど、たくさんのファンの顔を見たら、胸がいっぱいになってしまい、何を話していいのかわからなくなってしまったそうです。
1部のトーク・コーナーでは、キーワードをテーマにドラマについて語りました。「星に願いを」では、ずばり“失敗”。
11年前に出演した作品で、「このドラマを携えてこんなふうに皆さんに会うとわかっていたなら、もっとドラマに一生懸命出ていたのに」と語るとトーク序盤から会場は大盛り上がり。また、ドラマに出演する前に広告のオファーがあったけれど、ドラマで知名度を上げてギャランティを上げるつもりが、いざドラマが始まると、共演したアン・ジェウクさんの方が有名になってしまい、広告のオファーもアン・ジェウクさんの方にいってしまった、というようなエピソードを赤裸々に語り、笑いを誘います。
 出世作となった「火花」では、“セリフ・露出”をテーマに語りました。チャ・インピョさんは、撮影前に台本をしっかり憶えていかないそうで、場面のテーマを憶えておいて、現場ではアドリブで繋いでいくタイプの俳優なのだそうです。このドラマでは、イ・ヨンエさんとのケンカのシーンを撮影する際のエピソードを語ってくれました。
いつものようにセリフを憶えていかず、現場で「1時間もあれば大丈夫」と思っていたら、当日寝坊をしてしまったそうです。「台本を憶えていない」と言うのはプロらしくないので、「お腹が痛い」と言って40分くらいトイレにこもって（台本を憶えて）いた、とのこと。「監督やイ・ヨンエさんは、あの時、僕が本当にお腹が痛かったんだと今でも思っているはず」と言うと、会場はどっと沸きました。
また、ジョンヒョク（「火花」でチャ・インピョさんが演じた役で、愛する人を奪われてしまう）は、その後どうなったと思いますか？と訊ねられると「怒りのあまり、入院したのではないでしょうか」と答え、休む暇もないくらいに笑わせてくれました。
 「お楽しみ抽選会」と題されたプレゼント・コーナーでは、チャ・インピョさんの私物11点――「火花」のサイン入り‘台本’や2年間毎日使っていた‘縄跳び’、ソウルの街を歩くときに使用する変装用の‘サングラス’、チャ・インピョさんがリリースした最初で最後の（CDの）‘アルバム’等――が抽選でプレゼントされました。当選者の方は、みなさん本当に嬉しそうで、観ているこちらまで嬉しくなりました。
2部では、黒いシャツに、黒と白のストライプ柄のスーツに衣装を替えて登場したチャ・インピョさん。自身の友人だというバンドの演奏で、2曲を披露してくれました。1曲目のサザンオールスターズの「TSUNAMI」では、1番を日本語で、2番を韓国語で歌い、さらにギター弾き語りのサービスまで！自身が会見でも語っていたように、歌手ではないので「上手い！」とは言えませんが、「ファン一人ひとりを想像しながら練習した」との言葉通り、一生懸命さや、伝えようとする想いが伝わるステージに胸が熱くなりました。
 歌の後は、「人間チャ・インピョに迫る」をテーマにトークへと続きました。3つの写真――ボランティア活動の写真、奥様のシン・エラさんとの写真、白頭（ペクトゥ）山登山の写真――に沿って語られたエピソードは、チャ・インピョさんの人柄がよくうかがえるものでした。2つ目の写真での質問で、「プロポーズの言葉は？」との質問に、初めは「すいぶん昔のことなので、思い出せない」と照れていましたが、すぐに教えてくれました。
「幸せにしてあげるから、一緒に暮らしてほしい。結婚してほしい」…チャ・インピョさんの人柄がわかる、とてもストレートな言葉です。愛する人に、こんな風に言われたら、すぐに「はい」と答えてしまうのではないでしょうか？
 また、夫婦円満の秘訣について訊ねられると「私の場合ですが、妻の言うことをよくききます笑」。チャ・インピョさんがシン・エラさんの尻に敷かれているところが想像でき、会場も大爆笑でした。
そして、再度抽選会が行われ、ロビーに飾られていたサイン入りパネルをプレゼントされると、休憩をはさんで、3部へ突入しました。会場に詰めかけた約1，200人のファン一人ひとりに握手をすると、ファンミーティングは終了しました。
チャ・インピョさんを愛する多くのファン達と過ごした約3時間。俳優として、ひとりの人間として、「チャ・インピョ」という人の魅力をたっぷり堪能できた、素晴らしいひとときになったことは言うまでもありません。
今月13日に韓国で公開となる、映画『韓半島』は、日本人には「好き嫌い」が明確に分かれると思われる内容ですが、チャ・インピョさんの、母国に対する‘統一’への熱い想いや情熱が詰まった作品です。ファンならずとも、注目です！
文/撮影：高橋
（※）『韓半島』は急変する国際情勢の中、韓国に対して影響力を持とうとする日本に対抗するため、大韓帝国末期の皇帝･高宗が隠した国璽を探すという“ファクション（事実と虚構とを織り交ぜた作品）大作”。
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