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『レッドクリフ Part I』の孫権役チャン・チェンに迫る!「アンナ・リーのGO!GO!華流エンタメ」 |
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文書番号:7173 |
2008-10-29 21:13 |
皆さん、こんにちは。ブロコリスペシャルリポーターのアンナ・リーです。
今回は、中国が誇る歴史書「三国志」の“赤壁の戦い”を豪華キャストで映画化した超大作『レッドクリフ Part I』(11月1日公開)で、若き君主・孫権を演じた台湾の若手実力派俳優チャン・チェン(張震)さんのインタビューをお届けします!
中国を代表する名監督、ジョン・ウーが構想18年、製作費100億円をかけて挑んだ本作は、トニー・レオン、金城武、チャン・フォンイー、ヴィッキー・チャオ、リン・チーリン、中村獅堂(特別出演)などアジアの人気俳優が出演、先ごろ閉幕した第21回東京国際映画祭のオープニング作品にも選ばれ、総勢14名の“レッドクリフチーム”が開幕に合わせて来日し、話題を呼びました。
“愛、友情、勇気”をテーマに壮大なスケールで描かれる『レッドクリフPartI』で、呉軍を率いて天下統一を狙う若き君主、孫権をりりしく演じたチャン・チェンさんの魅力に迫りました!
アンナ・リー:撮影時のエピソードを教えてください。
チャン・チェン:一番印象に残っているのは、撮影シーンがたくさんあったことですね。撮影期間がすごく長くて、スタッフとも毎日一緒だったので、撮影は本当に楽しかったです。
クランクインして最初に撮影したのが呉の宮殿でのシーンでしたが、すごく広くて本当に驚きました。スケールが大きく、撮影チームの人数も多くて、作品のすごさを感じました。自分もがんばって孫権を上手く演じなければ…と思いましたね。
アンナ・リー:孫権を演じる上で難しかった点は?
チャン・チェン:初めてジョン・ウー監督から孫権を演じると聞いたときは、とてもうれしかったです。時代劇に出演した経験があまりないので、監督からオファーがあったときは驚きました。でも引き受けた後、ものすごいプレッシャーを感じました。孫権は歴史上実在した人物ですし、「三国志」は中華圏だけでなくアジア全土で知られているので、演じることにプレッシャーがありました。
人それぞれ孫権に対するイメージを持っていますから、どうやって誰もが納得できる孫権を演じるか、ということが難しかったですね。歴史の本や資料をリサーチし、孫権についていろいろと勉強しました。もともと「三国志」に対する認識はテレビゲームや漫画から得たもので、深くはありませんでした。でも準備期間がかなり長かったので、本格的な本を研究したり、馬術、アーチェリーなどのトレーニングも受けました。自分にもだんだんと自信がつき、「三国志」に対する理解もより深くなりました。
アンナ・リー:孫権と自分に共通する点はありますか?
チャン・チェン:そうですね…、実際に会ったことがないのでうまく言えませんが、今回の脚本によれば、かなり似てるところがあるかもしれないですね。私は13歳のときに映画『クーリンチェ少年殺人事件』でデビューして以来、ずっと素晴らしい監督やいい作品に恵まれて、うらやましがられるのですが、それなりにかなりのプレッシャーもありました。いい監督だから出演したいというわけでもなく、たまたまその監督の作品が好きで、出演するチャンスがめぐってきたので引き受けたという感じです。こういうところは孫権に近いかもしれませんね。呉の領土は孫権の父と兄が築いたもので、彼は皇帝の地位を兄から継いで、豊かな資源を得たのですから。
また、孫権に周瑜がいたように、私にもウォン・カーウァイ監督、ジョン・ウー監督など、迷っているときに導いてくれる人が現れるところも似ていますね。違う角度や視点からいろいろとアドバイスをしてくれたり、チャンスを与えてくれました。これは私と孫権に共通していると思います。
アンナ・リー:「三国志」の登場人物の中で誰が一番好きですか?
チャン・チェン:年齢によって好きなキャラクターも変わってくると思います。子供のころはテレビゲームで「三国志」をやって、ケンカが強い趙雲のようなキャラクターが好きでしたが、『レッドクリフ Part I』の撮影を前にいろんな資料を読んで、様々な面を持つ曹操が面白いと感じました。これから誰を好きになるのかは自分でも分からないんですけどね(笑)。これこそ「三国志」の魅力だと思います。その時々で異なった解釈やストーリーになりますからね。
アンナ・リー:今回初めて共演した方も多いと思いますが、それぞれの印象を教えてください。
チャン・チェン:今回共演した方々は、チャン・フォンイー先生、フー・ジュンさん、中村獅童さんなど尊敬する先輩方ばかりで、出演が決まったときは本当にうれしかったです。特に金城武さんは出身も同じだし、年齢も近く、デビューもほぼ同時期なのですが、なかなか共演する機会がなかったので。
中村獅童さんとはあまり一緒のシーンはありませんでしたが、撮影の合間にいろいろとお話を聞かせてもらいました。本当に親切な方です。時代劇の役を演じても説得力があって、ものすごいオーラがあります。
私は共演者同士の交流も大事だと思っていますが、今回共演した皆さんは本当に親切で、素敵な方たちだったので、撮影はとても楽しかったです。
アンナ・リー:“友情”は『レッドクリフ Part I』のテーマの中の一つですが、チャン・チェンさんは男の友情をどう思いますか?
チャン・チェン:家にいるときは親に頼ればいいですが、外に出ると友人は絶対に必要な存在です。いろいろと助けになってくれたり、刺激を与えてくれたりします。もちろん男同士だけでなく男女の友情も存在すると思いますが…。まあ、男同士なら言わなくても通じるところがありますし、互いのことをよくわかっていて、言葉が足りなくてもすべて受け止めてくれるところがいいですね。『レッドクリフ Part I』で描かれた熱い友情ではないとしても、私にとっては大切な宝物です。
アンナ・リー:今後の予定を教えてください。
チャン・チェン:今回は『レッドクリフ Part I』のPRで来日して、これからまた大阪や名古屋に行く予定なんですが、もし時間があったら、ぜひ京都に行きたいですね。今はちょうど秋なので、きっときれいだろうと思います。
アンナ・リー:どういう女性がタイプですか?
チャン・チェン:特にこれといってないですね…。見た目にしろ中身にしろ、誰もがそれぞれの魅力を持っていますから、自分の好きなタイプにこれといった制限はありません。自分らしく自分の魅力を出せるなら、それが一番美しいと思いますね。
『レッドクリフ Part I』
出演:トニー・レオン、金城武、チャン・フォンイー、チャン・チェン、ヴィッキー・チャオ、フー・ジュン、中村獅堂(特別出演)、リン・チーリン
監督:ジョン・ウー
公式サイト:http://redcliff.jp
11月1日(土)日劇1ほか全国ロードショー
配給:東宝東和/エイベックス・エンタテインメント
☆取材を終えて☆
インタビューを通して、チャン・チェンさんから湧き出る映画への“ひたむきさ“を感じていただけましたでしょうか?(笑)言葉を慎重に選びながら、自分の言葉で丁寧に答えてくれる姿は、スクリーンで見た孫権以上に男らしくて、とてもかっこ良かったです。
ツーショット撮影をお願いした時には、インタビュー中にかけていたサングラスをさっと外し、その整った美しいお顔を見せてくれました。そのりりしい横顔に女性ファンが虜になってしまうのも納得です!
ウォン・カーウァイ監督の『ブエノスアイレス』やアン・リー監督の『グリーン・デスティニー』などにも出演し、今や中華圏を代表する若手実力派俳優となったチャン・チェンさん。『レッドクリフ Part I』の公開で、日本のファンがさらに増えそうですね。
<写真:(C)IMX>
アンナ・リー公式ブログ:http://ameblo.jp/annalee/
『レッドクリフ Part I』の公開を記念して、チャン・チェンさんのサイン入りプレスを1名様、特製携帯ストラップを5名様にプレゼントいたします!詳細はこちらをご覧ください!!
取材:アンナ・リー/構成:関島(ブロコリ)/写真:朴宣怜(ブロコリ)
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