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アイコン イ・ドンゴンの甘い歌声に酔いしれた時間 「LEE DONG GUN 2008 DEBUT CONCERT IN JAPAN」 アイコン 超オススメ
文書番号:6882 2008-09-01 16:15
今春、待望の日本歌手デビューを果たしたイ・ドンゴンの初のコンサートが東京国際フォーラムにて8月22、23の両日にわたって行われた。新作ドラマ「ラブ・トレジャー ~夜になればわかること~」の日本での放送が待ち遠しいファンに、ドラマより一足早く甘い歌声を披露した。

イ・ドンゴンの甘い歌声に酔いしれた時間「LEE DONG GUN 2008 DEBUT CONCERT IN JAPAN」

日本デビューアルバム「My Biography」に収録されている韓国語と日本語の曲のほか、英語のカバー曲を含め、全15曲を約1時間40分にわたって歌い切ったイ・ドンゴン。曲間のMCでは英語と韓国語を織り交ぜながらも、大半は流暢な日本語でファンに語りかけた。日本デビューに対する彼の真剣な意気込みが感じられ、今後の日本での活躍がさらに期待される新たなスタートとなった。

イ・ドンゴンは白と黒でコーディネートされたシンプルな衣装で、ほぼ時間どおりに舞台に登場。日本語曲「僕のすべて」を甘く語るような声で歌い上げた後、「今日は来てくれてありがとうございます。I’m so happy」とファンに挨拶をした。やや緊張の面持ちだったが、2曲目の韓国語バージョンのカバー曲「悲しみにさよなら」では歌いながら会場を見渡し、はにかむような笑顔を見せた。3曲目の日本語カバー曲「セロリ」では、自ら観客に手拍子を促し、サビの部分ではマイクを頭上に高く掲げて観客と一緒に歌い、徐々に会場は盛り上がりを見せていった。

8曲目の「YOUR SONG」ではステージが青いライトに一転。客席も一面、青い花で埋め尽くされた。これはこの日のために特別に用意され、一人ひとりに配布されたもの。観客は彼の歌声に体を傾けながら花を振ってエールを送り、彼もそれに応えるかのように見事に歌い上げ、場内がひとつになった時間だった。その後、9曲目を「この曲はSpecial for me。聴いてください。『ツキアカリ』です」と紹介。日本ではテレビ番組のエンディングソングとなり、慣れ親しまれている曲でもある。

「もう最後の曲となりました」。12曲目の「BIOGRAPHY」を歌う前にそう語ったイ・ドンゴンに、客席からはため息と惜しむ声が上がった。「アンコール」と「イ・ドンゴン」の掛け声に応えるように、舞台に再び笑顔で登場。14曲目の英語カバー曲「AND I LOVE YOU SO」では、彼の歌声に合わせて客席のファンは総立ち状態となり、一緒に歌って踊って最高潮の盛り上がりを見せた。その後、イ・ドンゴンはいったん舞台袖に退場するものの、場内は興奮冷めやらず総立ちでアンコール。「この曲は本当に最後の曲です。私のデビュー曲です。聴いてください」と最後の曲「僕の願いがあの空に届きますように」を披露した。歌手としても俳優としても、進化し続けてきたイ・ドンゴン。しかし、最後に彼の歌手人生としての原点に立ち戻り、初心を思い出すかのようにやさしく、かつ力強く歌い切って舞台を後にした。

曲を歌い終えるたびに、「ありがとうございます」と丁寧に深く客席に頭を下げる姿に、彼の人柄が垣間見えた。華やかというよりは、謙虚さや誠実さ、穏やかさや芯の強さが表現された、しっとりとしたステージが印象的だった。

イ・ドンゴンの甘い歌声に酔いしれた時間「LEE DONG GUN 2008 DEBUT CONCERT IN JAPAN」


文:堀越(ブロコリ)/写真提供:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

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