ブロコリに掲載されている記事、写真等に関する著作権は、IMX, Inc.または情報提供者に帰属します。これらコンテンツの全部または一部を複製・公開・送信・頒布・譲渡・貸与・翻訳・翻案・使用許諾・転載などをすることはできません。 |
|
|
|
|
|
|
|
『言えない秘密』主演女優グイ・ルンメイ、ジェイ・チョウとの共演を語る!「アンナ・リーのGO!GO!華流エンタメ」 |
オススメ
|
|
|
文書番号:6873 |
2008-08-28 18:19 |
皆さん、こんにちは。ブロコリスペシャルリポーターのアンナ・リーです。
ブロコリの特集でもすでにお伝えしている、台湾出身のトップアーティスト、ジェイ・チョウの監督デビュー作品『言えない秘密』が、23日から公開となりました。公開を記念して、ヒロイン役のグイ・ルンメイ(桂綸鎂)さんが来日、取材をしてきました。台湾No.1の若手人気女優の魅力と、ルンメイさんが語る“言えない撮影の秘話”をお届けしたいと思います。
会見の会場に、ルンメイさんは爽やかな笑顔で登場。映画の中で演じた高校生のシャオユーとは違って、大人の女性のオーラが部屋いっぱいに広がりました。ちょうどルンメイさんの正面に座っていた私は、早速、絶好の位置から質問をさせてもらいました。
アンナ・リー:ジェイとの共演はどうでしたか?
グイ・ルンメイ:こんなにも優秀なアーティストと映画で共演する話を聞いた時は、とても興奮しました。実は、ジェイがデビューする前に、オーディションに参加して2位を取った時の映像をテレビで見たことがあります。その時から、この人は凄い才能を持っているなと、ずっと思っていました。初めてジェイに会った時にこの話をしたら、ジェイは照れ笑いをしながら、「もう言わないでくれよ」って言っていました(笑)。アーティストとして成功したジェイですが、とても自分の仕事を愛していて、撮影中は毎日3時間しか寝ていなくても決して疲れた様子を見せないのです。監督の仕事は初めてなのに、辛いことがあってもほかの人に見せないし、周りのスタッフがもっとうまく仕事ができるように努力していたのを知っているので、私はとても彼を尊敬しています。
アンナ:撮影で一番思い出に残っていることは何ですか?
ルンメイ:ピアノを弾くシーンが一番大変でした。撮影の前に1カ月間ピアノの練習をしたんですけど、先生からは「指を高く上げて、伸ばして!」と言われ、とても難しかったですね。それに、練習の時に弾く速度と、本番の時にジェイと一緒に弾く速度は全く違うのです。ジェイはピアノの天才ですので、ジェイの速度に全然追いつけないのです。ジェイと連弾するシーンでは2時間、70回以上も撮り直しをして、それでもダメでした。やればやるほど私も気持ちが焦りますし、最後は泣きたくなってしまい、助監督も「ずいぶん続けたし、ダメだったら次のシーンを撮りませんか?」と言ってくれたのですが、ジェイは「ダメ!」と言いました。ピアノを弾くのには、やはり気持ちが大事なので、このまま続けると映画の甘い気持ちからどんどん離れていくので、ジェイに「ちょっと休ませて。ハグをさせて、甘い気持ちになってもう一回撮影をやらせて」と提案したのです。少し休んで、撮影をして、やっとOKが出ました。
アンナ:映画のような淡く切なく、そして激しい恋をした経験はありますか?
ルンメイ:えっ!?(大笑いして)ないですね。強いて言えば初恋でしょうか。一番大胆で、何を言われても恐れず、ただ思う存分自分がやりたいことに挑戦していた時期ですね。まだ若かったので、相手の男の子と二人だけの世界に入っていました。やはり初恋が一番心に残っていますね。
私からの質問以外にも、ルンメイさんはニコニコしながら、撮影の秘話などを教えてくれました。
Q:一番気に入ったジェイとの共演シーンは何ですか?
ルンメイ:自転車で2人乗りをするシーンですね。ジェイが私を乗せて坂を上るシーンがあって、ジェイがペダルを漕ぎながら、「あ~重いなぁ、疲れた~」って、ずっと言っていたんですよ。それに対して、私も「じゃあ、Uターンすれば?」とか、言い返していたんですけど、カメラは遠くから撮っていたので、こういうやりとりは二人だけしか知らなくて、とても面白かったですね。
Q:10代の学生役を演じるのに工夫したことはありますか?
ルンメイ:ジェイが学生役を演じることができるのなら、まだ学生気分でいる私は、多分問題ないだろうと(笑)。むしろピアノを弾くのを頑張りました。
Q:昨年、台湾で作品が上映された時には、映画界に凄い衝撃を与えましたが、監督としてのジェイはどうでしたか?
ルンメイ:確かにこの映画が上映された時に、「本当にジェイが監督したのか」という声が出ました。ジェイより長いキャリアを持つ監督の作品が、興行収入や完成度の点で『言えない秘密』には及ばなかったからです。ただ、ジェイと一緒に仕事をして感じたのは、彼は自分が撮りたい映画を撮っただけだということです。ジェイは、凄く賢い監督であることもわかりました。カメラマンのリー・ビンビンは、とても有名な方ですけど、ジェイからダメ出しをされることもありました。ジェイは、自分の作品にこだわっていて、色々提案するし、撮りたいストーリーはどうやったら撮れるのかも常に頭の中にありましたね。映画界出身ではないので、固定観念にとらわれず、色んな面でも自由でした。
Q:最近、香港の映画会社と契約したと聞いたのですが、今後、海外進出する予定はあるのですか?
ルンメイ:デビューしてから、ずっと台湾の映画に出演してきましたし、台湾の映画界はいい状況とは言えませんが、これからも台湾の監督さんと一緒にやりたいと思っています。でも、色々な国の俳優やスタッフ、監督と仕事をすると、それぞれの文化や民族性を学ぶことができるので、国際的な仕事もしていきたいと考えています。色んな役が演じられる実力派の俳優になりたいです。
インタビュー中のルンメイさんは、ヒロインのシャオユーのように爽やかでフレンドリー、でもちょっぴりミステリアスな部分もあって、もう一度作品を見たいという気持ちにさせられました。さすが、女優さんです!
高校生の淡い恋を美しい音楽とともに描いた『言えない秘密』。ジェイの才能、ルンメイさんの演技力を再認識させられるだけでなく、もう一度甘酸っぱい青春時代の恋を味えるような、そんな作品になっています。1人でも、友人とでも、恋人同士でも楽しめること間違いなしです!
『言えない秘密』
監督・脚本・音楽・主演:ジェイ・チョウ
出演:ジェイ・チョウ、グイ・ルンメイ、アンソニー・ウォン
配給:エイベックス・エンタテインメント
公式サイト:http://www.ienai-himitsu.com/
東京・新宿武蔵野館などで公開中のほか、全国の劇場で順次公開予定
☆取材を終えて☆
この映画の素晴らしさは、ヒロイン役のルンメイさんなくしては語れないとつくづく感じました。映画で見る以上に素敵な方で、女性の私でも惚れちゃうほどです。しかも、同じ24歳ということがわかり、2ショット撮影も気軽に応じてくれた気さくな人柄にさらに親近感を覚えました!
デビュー作『藍色夏恋』の初々しい演技が印象的なルンメイさんですが、今年は香港のツイ・ハーク(徐克)監督の新作『女人不壊(原題)』にも出演するそうで、その活躍ぶりは留まるところをしりません。同世代として応援しつつも、私もルンメイさんのような活躍ができるように頑張ろう!と心に誓ったのでした。
<写真:(C)IMX>
アンナ・リー公式ブログ:http://ameblo.jp/imx-jam/
>>ジェイ・チョウ初監督『言えない秘密』公開&来日記念特集はこちら!
取材:アンナ・リー/構成:佐野(ブロコリ)/ 写真:関島(ブロコリ)
|
スポンサードサーチ |
|
|
|
関連キーワード: GO!GO!華流エンタメ |
|
関連最新記事 |
|
|
カテゴリ最新記事 |
|
|