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金城武、トニー・レオンが熱く語る!『レッドクリフ』の魅力とは 「アンナ・リーのGO!GO!華流エンタメ」 |
すごくオススメ
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文書番号:6816 |
2008-08-15 19:29 |
皆さん、こんにちは。ブロコリスペシャルリポーターのアンナ・リーです。
今回は、中国を代表する名監督、ジョン・ウーによる歴史超大作『レッドクリフ』の記者会見をリポートします。
『レッドクリフ』は、中国が誇る歴史書『三国志』の“赤壁の戦い”を豪華キャストで映画化した世紀のビックプロジェクトとも言われています。会見には、トニー・レオン(梁朝偉)や金城武などが出席するとあって、会場に約350人の取材陣が詰め掛け、熱気が漂っていました。これまで色んな会見を取材しましたが、やはり1番のスケールでした!
『レッドクリフ』
出演:トニー・レオン、金城武、チャン・フォンイー、チャン・チェン、ヴィッキー・チャオ、フー・ジュン、中村獅堂(特別出演)、リン・チーリン
監督:ジョン・ウー
公式サイト:http://redcliff.jp
11月1日(土)日劇1ほか全国ロードショー
(C) Bai Xiaoyan
配給:東宝東和/エイベックス・エンタテインメント
リン・チーリン(林志玲)、チャン・チェン(張震)、トニー・レオン(梁朝偉)、ジョン・ウー監督、金城武、中村獅童(左から)
会見には、ジョン・ウー監督をはじめ、トニー・レオンさん、金城武さん、チャン・チェンさん(張震)、リン・チーリンさん(林志玲)、そして特別出演している中村獅童さんが登場したのですが、世界に名だたる監督とアジアを代表する俳優さんが揃っただけに、そのオーラのすごいこと!本当に眩しかったです。
まず、ジョン・ウー監督が「20年来の夢が叶いました。素晴らしいスタッフ、出演者に恵まれ、素晴らしい作品になりました。作品では友情と勇気を描き、平和への願いも込められています。出演者の名演技も楽しんでください。」と挨拶しました。孫権軍の名将、周瑜を演じたトニー・レオンさんが「映画を見て、気に入ってくれたら嬉しいです。」と話したのをはじめ、それぞれの共演者が、作品への思いや見所、撮影中のエピソードなどについて色々と語ってくれました。
Q.三国志の映画化へのプレッシャーはありましたか。
トニー・レオン:実はプレッシャーを感じませんでした。小さいときに三国志を読んだことがなかったからです。映画を通して三国志を認識できて嬉しいですね。
Q.トニー・レオンさんは、先月、女優のカリーナ・ラウ(劉嘉玲)さんと結婚されましたが、今のお気持ちは。
トニー・レオン:(照れ笑いしながら)一緒にいた時間が長かったのですが、今でも楽しくやっていますよ。
Q.金城武さんは、日本でも人気がある諸葛孔明を演じていますが、心がけたことは何ですか。
金城武:色々な孔明像を出せたらと思って演じましたが、1番大事なのは、監督が描いている孔明像を出すことでしたね。ジョン・ウー監督と仕事ができて最高でした。初めて日本で会った時に一緒に食事をしたことがあるのですが、どんなジャンルの映画をやりたいのかと聞かれて、“コメディです”と答えてしまいました(笑)。隣にいたマネージャーさんから“アクションと答えなさいよ”と言われたのを覚えています(笑)。
Q.チャン・チェンさんは、物語のキーパソンである孫権を演じていますが、役が決まった時の感想は。
チャン・チェン:出演の話を聞いた時は、とてもびっくりしました。そして嬉しくなりました。各地の名優と共演できるのは光栄ですから。でも、歴史上の人物を演じるのは凄いプレッシャーでしたし、一生懸命準備をして頑張りました。
Q.リン・チーリンさんは、周瑜の妻、小喬を演じていますが、撮影で苦労したことは。
リン・チーリン:初めての映画なので、うまくできないのではという不安がありました。レッスンを通して、演技のことがわかるようになりました。
Q.甘興役の中村獅堂さんは、中国での撮影はいかがでしたか。
中村獅童:壮大なスケールの映画に参加できて嬉しいです。今回は、初めてアクションに挑戦しました。ワイアーを使った撮影も初体験でした。楽しんでいただけるような映画になっていると思うので、早く日本の皆さんに見ていただきたいです。
Q.どんなメッセージを伝えたいですか。
ジョン・ウー監督:映画は、“勇気”、“友情”、そして“愛”をテーマにしています。また、歴史の本だけでしか見たことのない戦争のシーンを、映画の中で実現させました。香港や、台湾、中国、韓国、日本、アメリカから集まって来た素晴らしい製作スタッフたちと研究して作り出したスケールの大きなシーンをぜひ見ていただきたいと思います。
トニー・レオン:映画は、“人々を励ます”ことをテーマに描かれていると思います。“平和”、“愛”、“希望”などが、前向きなメッセージとともに伝えられています。
金城武:“どんな大きな困難があっても、友情があれば必ずうち勝つことができる”ということですね。三国志に登場する凄い人物も出てきますし、アクションもとっても素晴らしいので、楽しめる映画になっていると思います。
Q.撮影中のエピソードをお聞かせ下さい。
中村獅童:トニーさんは本当に優しい方で、いつもニコニコして僕のことを見てくれていました。お互い忙しくてゆっくり話す時間はなかったのですが、プレゼントやメッセージを交換して、交流をしました。
リン・チーリン:演技は初めてでしたので、自分の表情などをコントロールすることが難しかったです。大スターであるトニーさんの前ではとても緊張して、顔が赤くなってしまい、大変でした(笑)。
Q.映画には、続編があるのですが、見所を教えてください。
金城武:まだ見ていないんですけど、後編はもっと楽しめる作品になっていると思います。僕は孔明の役なので、あまりアクションシーンがなかったし、撮影は真冬まで続いていたんですけど、僕のシーンはその前で終わったので、暑さと寒さの中でのアクションシーンの大変さは、ちょっとわからないんですね(笑)。
チャン・チェン:やっぱり、一番気に入ったシーンは、最後の赤壁の戦いの大場面ですね。アクションシーンのスケールも凄く大きくて、楽しくやらせていただきました。あと一つ面白いことがありました。撮影中は、(敵である)曹操軍の役者たちにあまり会わないのですが、あるオフの日にホテルでバスケをしていたところ、チャン・フォンイーさん(曹操役)が多くの人たちを率いてジムのほうに行くのを見かけました。最後の戦いのシーンで一緒になったときに、あのときの人たちは曹操軍の仲間たちだったということがわかりました(笑)。この撮影自体が、本当に三国時代のようにプライベートでも団結して敵の人には会わないんですよね(笑)
中村獅童:アクションシーンの時は10台以上のカメラを回し、すごく迫力のあるシーンが撮影できているなと思いました。監督とも役について色々話し合いました。後編のラストシーンは、朝の7時までがんばって撮影に臨んだので、後編もぜひとも見ていただきたいと思います。
豪華キャストがとめどなく語る姿からは、作品への思いや苦労、満足感などを十分に感じとることができました。先日、マスコミ試写会で作品を見ましたが、素晴らしい出来に驚かされました。豪華キャストの気迫はもちろん、戦闘シーンの迫力や、平和、愛、勇気を伝える強いメッセージなどが、銀幕を通してひしひしと伝わってきたからです。中でも、金城さん演じる孔明とトニーさん演じる周瑜が、言葉なしに堅い友情で結ばれるシーンは見ものです。戦国時代の男の友情に感動してしまいました。
『レッドクリフ』は、10月18日に開催される東京国際映画祭のオープニング作品にも決まり、この秋話題をふりまく注目作品になることは間違いなさそうです。
☆取材を終えて☆
会見では、金城武さんとトニー・レオンさんにお互いの役柄にちなんだ質問をしたかったのですが、質問したいという記者が多くて、どんなにがんばって高く手を挙げても指してもらえなかったのは、本当に残念でした。次回、続編の会見が行なわれる時は、絶対に聞かせていただきますよ!
実は、私は歴史がちょっと苦手で、三国時代のストーリーは学校で勉強するとき以外は触れることはなかったのですが、作品を見たら、『三国志』に興味が沸いてきました!映画が持つ力ってすごいですね。早速、小説を読んで研究しようと思っています。
皆さんも作品から、中国の歴史、文化の奥深さを感じていただければと思います。私は、すでに続編が気になって仕方ありませんが(笑)
<写真:(C)IMX>
アンナ・リー公式ブログ:http://ameblo.jp/imx-jam/
取材:アンナ・リー/構成:佐野(ブロコリ)写真:関島、高野(ブロコリ)
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