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<インタビュー>話題の韓国ウエスタンに出演したイ・ビョンホン |
すごくオススメ
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文書番号:6608 |
2008-07-01 15:34 |
【ソウル1日聯合】人気俳優イ・ビョンホンが出演した話題の新作映画『いい奴、悪い奴、変な奴』が17日に封切られる。
同作品のほかにもベトナム系フランス人のトラン・アン・ユン監督による多国籍プロジェクト『I Come with the rain』、ハリウッド映画『G.I.ジョー』を抱え駆け抜けてきたこの1年余りは、イ・ビョンホンにとって新たな挑戦の期間だった。そして『いい奴~』封切りからの1年間は収穫期となる。『G.I.ジョー』のチェコ・プラハ撮影を終えた3週間前まで、1年のほとんどを海外で過ごしていた彼に先月30日、ソウル・三清洞のカフェで話を聞いた。
イ・ビョンホン=30日、ソウル(聯合)
韓国映画史上最高額という製作費170億ウォン余り(約17億円)が投じられた『いい奴、悪い奴、変な奴』。キム・ジウン監督との顔合わせは、『甘い人生』に続きこれが2作目だ。これまで韓国映画にはなかったウエスタンというジャンル、初めての悪役、ソン・ガンホとチョン・ウソンというそうそうたる俳優陣との競演は、並みの経験ではない。期待と負担感が交錯したであろう作品について、イ・ビョンホンは「楽しく撮影したので、観客の皆さんにも楽しく見てもらいたい」と語る。重要なことは映画を見た人が感じる満足感の大きさだという。「苦労は多くても楽しく撮った映画なだけに、観客にとっても面白く、楽しんでもらえるはずだと信じています」。
物語の舞台は、1930年代の満州の原野だ。列車強盗のテグ(ソン・ガンホ)、悪らつな馬賊のチャンイ(イ・ビョンホン)、冷徹なガンマンのドウォン(チョン・ウソン)が宝物をめぐり繰り広げる追撃戦を描く。テグは「変な奴」、ドウォンは「いい奴」、そしてチャンイが「悪い奴」だ。初めての悪役という点が出演をためらわせたが、キャラクター設定の段階からキム監督に対する信頼が大きかったと振り返った。
「今までにない役なので悩みはしたが、現場で監督と十分に相談してキャラクターをつかんでいった。歩き方から目線1つ1つまで、チャンイの姿に変わっていってからは、特別な設定の必要はなく現場で感じた通りに演じられました」。しかし、鋭い目つきのチャンイにはまり過ぎて、トレードマークの優しいまなざしに戻れないのではと心配もしたとか。「撮影が終わってもしばらくは、目つきの悪さが残っているとよく言われて。これからは悪役しか来なくなったらどうしよう、少ない長所の1つがなくなってしまうのではないかと」と、控えめに冗談を聞かせた。
『いい奴~』は中国西部の敦煌で、『I Come~』は香港で、ほぼ同時期に撮影された。飛行機を2~3度乗り継がなければならない旅程を6往復という殺人的スケジュールを余儀なくされ、体力的に限界に達するほどつらかったと振り返る。『いい奴~』では当初、俳優陣との関係を心配もしたというが、いざ現場に行ってみると俳優、スタッフともにいいチームワークができた。「黄砂を避けたり、突然変わる天候に適応しなくてはならないですしね。皆が健康で、無事に撮影を終えられるようにと、それだけを考えていました」。
撮影での苦労は天候だけではない。馬上で演じるだけでも大変なところを、あちこちに設置された爆弾を避けながらの追撃戦で火薬を使った銃を打ちながら演技しなくてはならない。チョン・ウソンが落馬して腕を折るアクシデントにも見舞われた。「爆弾が爆発する瞬間、走っている馬がぐらつくので、怖がりのわたしはありったけの力で鞍にしがみつくしかない。だからけがを免れたのかも」。
3本の映画を通じ、韓国とハリウッドの現場をほぼ同時に経験するという稀有(けう)な経験をした。「長所も多いのだろうが合理的すぎるやり方のせいで、韓国の情にあふれた現場が懐かしくなった」という。時間に対する強迫観念が過ぎるあまり、息苦しさも感じた。「決められた時間のなかで決められた予算で撮影するのもいいが、合理的すぎて非人間的に感じられた」ほどだ。『いい奴~』は韓国映画市場の事情から、俳優陣は出演料の一部を興行成績に応じたランニングギャランティーで受け取ることになっている。そうした点も韓国映画特有の強さだと思うと語った。
共演したシエナ・ミラー、チャニング・テイタムらとは、気さくな性格のおかげですぐに親しくなれたと紹介した。ただ、共演者たちと親しくなっても、やはり韓国人俳優同士のように腹を割って話すほどの仲になるのは難しい。初めてハリウッドを訪れたときには「友達の家に遊びに行った子どものように、なぜだか萎縮してしまっていた」というが、自由に仕事をしてこそ良い演技が出せると考え、「これこそがわたしの舞台」なのだと、常に心を奮い立たせた。
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