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<インタビュー>映画『ビースティ・ボーイズ』のハ・ジョンウ |
すごくオススメ
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文書番号:6276 |
2008-04-25 18:50 |
【ソウル25日聯合】映画『ビースティ・ボーイズ』の主演俳優ハ・ジョンウは、これまでもいくつかの作品を通じ「新人だが演技のうまい俳優」と評されてきた。それが映画『追撃者』で震え上がらすような連続殺人犯役を演じきり、映画も観客500万人というヒットを飛ばしたことから、新人という言葉は外され、本格的にスターの仲間入りをした。
ハ・ジョンウ=(聯合)
『ビースティ・ボーイズ』の30日の封切りを前にインタビューに応じたハ・ジョンウは、『追撃者』のヒットの前と後で自分にとって「変わったものはない」と強調した。「もう新人ではないのじゃないか、ですって。わたしはいつもそのままです。『忠武路(映画の中心地)の新星』と呼ばれてから4年目ですしね(笑)」。最近はチョン・ドヨンと映画『素晴らしい一日』を撮っているが、彼女は3年前に共演したドラマ『プラハの恋人』の時と全く変わっておらず、最高の女優だと感じたという。
『ビースティ・ボーイズ』は歓楽の世界をさすらう若者を描いている。ハ・ジョンウ演じるチェヒョンは、ホストバーでホストを各ルームにあてがうパートナーディレクターだ。『追撃者』で演じたチ・ヨンミンが口数が少なながらも本心を隠さないキャラクターだとすれば、『ビースティ・ボーイズ』のチェヒョンはひっきりなしにしゃべってはいるが、実は本心を表さない人物だと分析する。キャラクターで最も重要なのは人の匂いで、悪人だろうが善人だろうが人間味を感じるよう観客を説得すべきというのが彼の持論。チェヒョンは悪いやつだが人に頼られる人物で、その魅力は愉快さからにじむものだと考えて演じた。
ユン・ジョンビン監督とはカンヌ国際映画祭にも招待された『許されざる者』に次いで2本目となる。その後の1年余りをルームメイトとして過ごしたほど親しい仲だ。今回の映画も「義理というよりは信頼から出演した」と話す。映画にどんな意味があるかを尋ねると、「わたしたちの夢のひとつはかなった映画」と答えた。『許されざる者』の後、もう一度一緒に映画をやろうと約束し合ったのだ。シナリオを受け取った時ですらもこれほど早く実現するとは思わなかったが、今回の映画がこの先さらに数本を一緒にできるという力を育てるきっかけになったと語った。
俳優を夢見るようになったのは、4歳くらいだったかはっきり思い出せないほど幼いころだ。父で俳優のキム・ヨンゴンがテレビや映画で活躍するのを見てきたおかげだ。それでも父の名が彼について回ることはなかったのは、デビュー当時から性根のすわった演技で忠武路の有望株として期待を集めてきたためだ。
『追撃者』のナ・ホンジン監督はハ・ジョンウを「体の細胞で演じる俳優」と評価するが、本人は「完全に努力派」だとする。キャラクターは細かい部分の演技が左右するものだと考えている。チェヒョンを演じるに当たってはヘアスタイルを変え、歩き方も性格が現われるものでリズム感がポイントになると考えながら演じた。
映画のシーンをひとつひとつ挙げながら熱を込めて説明する彼は、確かに誠実に見える。出演作をみてもこれまでの数年間、実に一生懸命走り続けてきたといえる。2005年の『許されざる者』「プラハの恋人」『恋の潜伏捜査』、2006年には『九尾狐家族』『絶対の愛』、昨年は「HIT」『ブレス』『2度目の恋』、そして今年もすでに主演だけで3本が公開される。数をこなそうというわけではないが、できるだけのことを十分にしようという思いからだ。
役者としての長所と短所を挙げてもらおうとすると、一瞬考えてから「あまり深く考えすぎないこと」と答えた。そして「情熱的ということと無謀なことが長所であり短所」だとした。『ビースティ・ボーイズ』の宣伝が終われば休むつもりだと言うが、すでに次の作品が彼を待っている。
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