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<インタビュー>ハリウッドデビュー作公開間近のRain |
すごくオススメ
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文書番号:6253 |
2008-04-22 14:54 |
【ソウル22日聯合】歌手Rain(ピ)が、ウォシャウスキー兄弟が監督と演出、制作を手掛けるブロックバスター映画『スピードレーサー』(5月8日に世界同時公開)でハリウッドに挑む。この作品でRainは主人公のスピードとともに、レーシングで八百長を企む勢力に立ち向かうテジョ・トーゴカーンとして登場する。企業の後継者として先代が興した会社を守ろうというテジョは、根性とカリスマを兼ね備えた人物。Rainの比重は高く、内容的にも大きな意味を持つキャラクターとなっている。
これまで歌手としてはRain、俳優としてはチョン・ジフンの名で活動してきたが、今回は「Rain」として出演している。どちらで呼ぶべきかと尋ねると、「制作者がチョン・ジフンよりRainのほうが海外市場ではなじみやすいだろうとしRainの名を使ったが、韓国では役者としてなのでチョン・ジフンと書いてほしい」と答えた。
撮影の間中、「萎縮しないよう努めた」というRain。世界市場を狙ったハリウッド映画に参加し、見て、学び、感じたことは多かったようで、21日に取材陣と会った席では休む間もなく有意義な話をしてくれた。この映画が成功するという前提でパート3まで契約した事実も初めて明かした。
次は一問一答。
Rain=(聯合)
――映画を見て個人的に満足しているか。
「映画ファンなら誰でもそうだろうが、『マトリックス』シリーズを見てウォシャウスキー監督にはまった。アクション映画となるのを期待したがカーレース映画で、まったくピンとこなかった。それでもウォシャウスキー監督は『何を想像しようともそれ以上になるだろう』とおっしゃった。その言葉こそ彼らが自らを代弁する言葉のように思える(笑)」
――助演ながら出演を引き受けた理由は。
「米国で助演オファーは少なくなかった。だが、野球に例えるならばマイナーリーグの主力よりメジャーリーグで主力になりたがる選手に見られたい。監督はウォシャウスキー監督ではないか、とてもうれしく、学び、得ることができるだろうと思った。それで実に一生懸命やったところ、監督から『忍者暗殺者』主演を打診された。『マトリックス』を西洋のアクション映画だとするなら、東洋の武術映画を作りたがっていたのだ。
昔、テコンドーと合気道を少し習ったおかげで、今回の映画で回し蹴りを30分でマスターし、注目されたようだ。また、レースシーンの撮影では、ハンドルしかないクロマキー撮影で演技をしなければならなかった。革のスーツまで着込み体感温度が30度以上になったが、ほかの俳優が休んでいるときも休まず撮り続けた。韓国人が粘りと忍耐に秀でていることを示したかった。
『忍者暗殺者』は28日に撮影を開始した。食事をする時もスタッフと常に一緒だった。食べながらハングルを書いてみせ「かっこよくないか」と自慢した。それで『テジョ・トーゴカーン』というハングルが入ることになった」
――ウォシャウスキー監督の演技指導はどうだったか。
「ラリーは細かく指導するほうで、アンディは全体的な枠で演技を見る。制作費がふんだんなハリウッド大作らしく、モニターに大きなスクリーンと3台のテレビ画面を使ったのだが、2人が互いに話しながら指摘するので互いの長所を生かせるようだ」
――せりふ回しが見事に処理された。英語で演じることはどうだったか。
「わたしがアメリカ映画に出演し、米国でアルバムを出すとは。わかっていたら高校の時に英語をしっかり勉強しておいたのに(笑)。何より、自信を持ってこなそうとした。どっちみち韓国人で、いくら一生懸命やってもネイティブではないじゃないかと。会話のコーチが英国の方で英国式の発音を聞かされ苦労もしたが、自然にやろうと努力した。ひどくおかしな発音ではなくて良かった」
――キャラクターが1つの感情ばかり噴出させたという指摘と、思った以上に重要な役割だったという賞賛がある。
「監督はディテール注文が多いほうだが、ある種の神秘主義がなければならないと強調された。今明かしてもいいのか分からないが、成功するという前提でパート3まで契約した。今後の状況を詳しくは話せないが、何かありそうだ。監督はわたしに、自動車会社の会長だから相当な重みとカリスマが必要だとおっしゃった。声もワントーン低くした。とてもシックでダークに見せなければならなかった。少し笑ったり明るく見せようとすると止められた。
映画を撮影しながら、うそではなく、不満は全くなかった。一生懸命に取り組んだせいか、あとになってシナリオ上ではわたしが出ないシーンでも『Rain、ちょっと出てもらわないと』と言われ、撮影に加わったりもした」
――そうそうたるハリウッドスターと一緒に取り組んだ所感は。
「初めはただひとつだった。絶対に萎縮するな(笑)。有名な人たちばかりだが、特にスーザン・サランドンは昔からファンだった。そんなスーザンがわたしのCDにサインしてほしいと言い、『この映画が成功の第一歩になることを願う』と書いた手紙をくれた。
別の日にはある役者の誕生日で、スーザン、マシュー(・フォックス)、エミール(・ハーシュ)らとみんなで夕食を取り、ボーリングに行った。萎縮しないようにと思っていたが、とてもさばけた役者たちだった」
――歌手、俳優として活動しているが、本人が考えるに自分の価値を本当に発揮できる分野は何か。
「まず、わたしは運がいいと思う。ワールドツアー中にオーディションオファーをもらい悩んだ。15時間飛行機に乗り2時間のオーディションを受けるうえ、受かるかも分からず、むしろコンサートの練習をもっとしようかとも思った。それでも考えてみると、監督はウォシャウスキーではないか、わたしがやらなかったのに映画がうまくいけば悔しすぎる気がした(笑)。それで自分で資料をまとめて持って行き、知っている英単語を総動員して自分のことを説明した。それが今では英語のアルバム作業を先送りにして『忍者暗殺者』の主役になった。誰が見てもウォシャウスキー監督映画に主演で立つことは光栄だ。ひとまずアルバムを先延ばしにし、映画に全力投球することにした。映画で顔を知ってもらえば英語のアルバム作業にももっといいだろう」
――韓国での作品はいつになるか。
「7月末までに『忍者暗殺者』の撮影を終え、秋にはアジアのファンのためにスペシャルアルバムを制作する計画だ。宣伝で韓国はじめ日本、香港、台湾などにひと月ずつ滞在する。それから英語のアルバム作業に取り組み、韓国での作品は来年ごろ考えられると思う」
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