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“100万ドルの笑顔”キム・レウォン来日! 映画『花影』完成記念記者会見 |
すごくオススメ
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文書番号:5970 |
2008-02-22 16:34 |
在日三世の尚美(山本未来)と、釜山で小学校の教師をするスンウ(キム・レウォン)の、運命的な出逢いと哀しい恋の行方を描いた大人のラブストーリー映画『花影』の完成記念記者会見が21日、渋谷・セルリアンタワー東急ホテルで行われ、プロデューサーの若杉正明氏、河合勇人監督、山本未来、キム・レウォンが登壇した。在日三世の韓国人という設定である山本未来は、韓国の伝統衣装であるチマチョゴリに身を包み、黒いスーツのキム・レウォンとは好対照ないでたちで目を惹いた。
若杉正明氏、河合勇人監督、山本未来、キム・レウォンの順に登壇すると、プロデューサーの若杉氏と河合監督の後、主演の山本未来が「こんにちは。山本未来です。たくさんの方に集まっていただき嬉しいかぎりです。桜の開花時期にこの作品を届けることができて嬉しく思います。よろしくお願いします」とあいさつ。続いて、キム・レウォンが「ハジメマシテ。ワタシハ、キム・レウォンです。海外で制作される映画に出演するのは初めてです。多くの関心を寄せてくださり、ありがとうございます。いい記事を書いてたくさんの方にアピールしてください」とあいさつをすると、たくさんのフラッシュを浴びた。
以下、会見の主な内容。
Q. 本作を作るきっかけは?
若杉P:よく訊かれる質問で、そのたびに答え方が違いますが…。河合勇人監督をデビューさせる案件を探していたのがきっかけです。作家の市川森一氏と話していて、日韓の垣根を取り除くような、つまり映画の市場はアジアをマーケットに、「日韓で市場を集めていこう」ということが全てのきっかけです。
山本未来さんとキム・レウォンさんに出演を快諾していただきました。
Q. 本作が初長編であり、日韓のスターを集めての合作ということでプレッシャーは?
河合監督:初めての作品であり、日韓合作ということで、両国の言葉で演出しなければならず、プレッシャーもあり大変でした。
Q. 本作の見どころは?
山本:監督の方から「私の韓国語だと言え」と言われましたが…。(照笑)
日本と韓国の釜山を舞台にした作品で、私自身も在日三世の韓国人役でした。
自分の作品なので言うのもなんですが、人との交流、愛などが盛り込まれている脚本でしたので、本当の意味で日本と韓国の架け橋になる作品になったと信じています。
Q. 山本未来の韓国語はクウォリティが高かったが
キム・レウォン:(日本語で)スゴイ!
Q. キム・レウォンにとっての本作の見どころは?
キム・レウォン:来日の前日に完成した作品を観ました。「愛」を1つのテーマにしていますが、それ以外に「人の生き方」が描かれていたと思います。本当の幸せは何なのか?―そして、私たちは目の前に置かれている状況や、何かに縛られているのではないかと改めて考えさせられました。時には、映画の中の尚美のように、全てを捨てて純粋な愛を探すこと、そういった勇気をもつことも必要だというメッセージを感じました。皆さんにも、その点を感じ取っていただければと思います。
Q. キム・レウォンは日本映画初出演だが感想は?
キム・レウォン:今回は本当に運がよかったのか、日本の撮影チームがみんなそうなのか、本当に素晴らしい方々に恵まれて仕事ができました。大切な思い出もできましたので、僕にとってこの『花影』は、永遠に忘れられない作品になりました。
Q.言葉の通じない者同士の出逢いがテーマになっており、キム・レウォンのような笑顔が心を通じ合わせる手段だと思うが、笑顔以外にどういった手段でコミュニケーションをとったのか
キム・レウォン:現場では、山本未来さんの素晴らしい韓国語に助けられてコミュニケーションをとることができました。それ以外は通訳の方に助けていただきました。
山本:私は、ニンテンドーDSの「韓国語会話」という(ソフト)のを現場に持ち込んでいました。(会場笑)会話をしたいというものをメモして、空き時間にキム・レウォンさんにけしかけていました。「未来って呼んでいいよ~」ってなんて言って、「(キム・レウォンが)未来さん」と言うと「(私が)大丈夫、未来って呼んでいいよ」「未来」…「生意気」なんて言って(笑)ちょっと遊んでいました。
河合監督:今回は韓国語が大きなテーマでしたので、山本未来さんには完璧に韓国語のセリフを覚えてくれと要求しましたが、僕はあいさつ程度でした。演出はどうしようかととまどいましたが、映画を作るもの同士、撮影用語は通訳を介さずともレウォンさんは理解してくれました。「次はこっちから撮るんだろ?」という風にリードしてくれて、映画は日本語も韓国語も越えるんだなと思うことがありました。
Q. キャスティングの理由は?
若杉P:ご存知の通り、山本未来さんはネイティヴのような英語を話すバイリンガルで語学堪能。こういった方なら、外国語はすぐにインプットできると思いました。女優としての素晴らしさは言うまでもなく…山本さんにお願いしました。
キム・レウォンさんに関しては会ったときに驚いたのですが、100万ドルの笑顔といわれていますが、本当にいい男で…日本の(男の)俳優はマズイのではないかと思うくらいにいい印象を受けました。
山本未来は彼と共演することで、日本のキム・レウォンファンに刺されるのではないかとまで思うくらいです。(会場笑)
Q. 互いの印象は?
山本:(ここでキム・レウォンが未来に向かって笑顔でピース)カワイイ(笑)本当に笑顔がすごく素敵で、うっとりするようでした。タイトルバックで男性の笑顔にうっとりすることは、普通は考えられないのですが、「なんて美しいのだろう」という笑顔を見せてくれました。
韓国の俳優と仕事をするのは今回が初めてで、違いがあるのかや演技への臨み方どうなのだろうか?と思っていましたが、実際に現地であったときに、熱心に役に取り組み、台本の内容の含めて自らディスカッションをされてくる方でした。熱意や情熱を感じ、若いのに凄いと感じました。
キム・レウォン:(日本語)アリガトウゴザイマス。
Q. 撮影中の心に残るエピソードは?
キム・レウォン:韓国での撮影で、山本さんの前に桜の花びらが舞い散るシーンがあったのですが、あの花びらは、実は僕が飛ばしました。せっかくプロデューサーの方もいらっしゃっていますので、特殊効果の代金として日当を請求しようかなと思います。(会場笑)
若杉P:十分高いギャラをお支払いしていますので。(レウォン、会場笑)
Q. 日本のスタッフとの初仕事、現場で得られた経験は?今後オファーがあったら、どんな作品に出演したいか。
キム・レウォン:いいシナリオ、いい監督に恵まれれば、いくらでも、どんな作品にも出演してみたいです。
日韓の現場については大きな違いは感じませんでした。監督おっしゃっていましたが、通じ合うところもありましたので、コミュニケーションもすんなりできました。
日本の撮影現場は、俳優が最高のコンディションで演技にに臨めるように気遣いをしてくれると感じました。
Q. 最後にメッセージを
若杉P:間もなく公開になりますが、必ずや皆さまの記憶に残る映画になると思いますので応援をお願いします。
河合監督:一人でも多くの方に観ていただければ嬉しいです。ラブストーリーであると同時に、一人の女性の成長物語にもなっています。ぜひご覧ください。
キム・レウォン:この『花影』の見どころは、山本未来さんの韓国語の実力だと思いますので、その点にもたくさんの関心を寄せてください。
山本:河合監督は初監督、レウォンさんは(海外作品)初出演、私は初主演ということで、初めてのことが多く、みんなで愛情を込め、ディスカッションを重ねて作った作品です。私にとって、出来上がりも撮影工程も、忘れられない代表作のような思い入れの強い作品になると確信しています。男女問わず、観ている者の心が洗われる映画です。キム・レウォンさんのスマイルと同じように、皆さんの心の中のスマイルも綺麗になるように、ぜひ応援してください
質疑応答の後、山本未来から劇中で使用したブランドジュエリーを贈呈されたキム・レウォンは、“100万ドルの笑顔”をたっぷり披露していた。
『花影』は、2008年3月8日(土)シネマート六本木、新宿K’s cinemaほか全国ロードショー
>> キム・レウォンの「君はどの星から来たの」DVD-BOX1は絶賛発売中!
文/撮影:高橋(ブロコリ)
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