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<インタビュー>リュ・スンボム、『ラヂオデイズ』で成熟した姿 |
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| 文書番号:5857 |
2008-01-29 12:31 |
【ソウル29日聯合】個性派俳優と呼ばれるリュ・スンボムは、昨夏公開されたコメディ映画『出会いの広場』では地雷を踏み絶叫する姿で、特別出演という事実を忘れさせるほど大きな存在感を示した。コミカルな演技ですら観客の目の前で動いているかのような強烈な印象を与える俳優だ。
リュ・スンボム=28日、ソウル(聯合)
そんなリュ・スンボムが、1930年代の京城(現ソウル)を背景にした時代物映画『ラヂオデイズ』では、気負いのない落ち着いた姿で光っている。朝鮮最初のラジオドラマを演出する気楽なプロジューサー、ロイド役を、単独主演という言葉がかすむほど個性を抑えて演じた。31日の公開を控え、ソウル市内にある制作会社の事務室で会った彼は、「共演した数多くの役者となじむよう、個人的な欲を捨てた。犠牲と成熟について初めて悟り始めた『最初のボタン』という意味がある映画」と評した。自分のことをビビンバに例えるとモヤシ程度だと冗談交じりに笑うと、この映画は自分に犠牲というものを分からせる初めてのステップで、もう分かったのではなく、知るというボタンのかけ始めだと繰り返した。これまでが先頭を切って突っ走りながら映画全体を引っ張って来たとしたら、今回はほかの俳優と交じり合うために欲を捨てたのだという。
言葉遣いからヘアスタイル、衣装、セットまで、現在とはまったく異なる時代物ではオーバーな演技になりがちだが、彼はこの映画で浮かない演技ながらもソフトなカリスマを示せる俳優であることを証明してみせた。完全な時代物だったら恐れはもっと大きかっただろうが、この映画では時代をひとつの道具だと考えた。「時代物である前に人の話」なのだという。
演技に成熟さが加わったという評価を伝えると、デビューから年を重ね、少しずつ変わってきたことを感じると答えた。デビューは二十歳で本当に幼く、演じる時もやや攻撃的な姿勢で、自分自身をあまり好きでなかった気もすると振り返った。2年ほど前から信仰心を持つようになったことをきっかけに、以前よりも少し成熟し安定するようになった。普段でも演じる時でも、必要以上に取り繕う必要はないと思え、自然なのが良いという考えになった。
インタビューの間も「変化」や「成熟」という言葉が頻繁に現れるリュ・スンボムに、昔の出演作を見ることはあるかと尋ねてみた。ケーブルテレビで放送される時ぐらいと笑いながら答えた後、「作品に忠実なのは良いが、あまりに前ばかりを見て走ってきたという気がする。もう少し幅広く勉強すれば良かったのに」と続けた。演技観も変わり続け、以前は単に作品だけを見て架空の世界にどっぷりつかっていたのが、今は作品がリュ・スンボムの人生にも介入するようになり、「作品が自分の人生にどのように息づくか、このキャラクターとどのようにともに生きていくのか、悩むようになった」という。
出演作すべてが自分の成長の足がかりだと感じている。俳優としての今後の目標を問うと、今年は現場で動きたいとの考えを示した。「俳優は現場でこそ生きるものだと思う。長期的には今会った人から5年か10年後にも『良くなったね』と言ってもらるような俳優になりたい」。それは俳優という職業にとどまらず、「調味料をたくさん入れるより、特においしいわけではないようなのに感動を感じられる人」、人間としての成熟も目指しているようだ。
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