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<インタビュー>映画『マイファーザー』のダニエル・ヘニー |
すごくオススメ
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文書番号:5028 |
2007-09-05 11:20 |
【ソウル3日聯合】悲しいだけの映画ではありません――。
ダニエル・ヘニー(28)は、映画『マイファーザー』の魅力はもっと奥深いと強調する。ヘニー演じるジェームズ・パーカーは、韓国で生まれ幼いころ米国へ養子に出された。穏やかな家庭で何不自由なく育ったものの、実父への思いだけは捨てきれず在韓米軍に志願し韓国を訪れる。22年ぶりに会った父は死刑囚だったが、彼はいつ別れるとも知れない父との時間を大切にしたくて、会うたびに精一杯の愛情で父親に接しようとする。
『マイファーザー』のダニエル・ヘニー(右)とエラン・ベイツさん=ソウル(聯合)
「最近は父親と息子の関係が希薄な場合も多いですが、『父と息子が愛情を表現してもいいんだ』というメッセージが伝わればいいと思います」。続けて、一瞬一瞬を大切に生きるジェームズの姿にも注目してほしいと話した。「父親と過ごせる時間がどれほど残っているか分からない状況だからこそ、彼はそれだけ正直に愛情を表現できたのです。わたしも米国にいる両親とはあまり会えませんから、彼の気持ちがよく分かります」
映画は6歳のころに養子に出されたエラン・ベイツさんの実話を基にしているが、それに対し負担は感じなかったのだろうか。「わたしも監督も、これはジェームズのストーリーだと理解していました。設定など事実と違う部分も多いですし、キャラクター作りもゼロから行いました。撮影前にエランさんには会えませんでしたが、そのことで逆に本人のイメージに縛られず、自分なりの表現方法で演じられたと思います」
また、映画には母親の助けも大きかった。ジェームズと同じく養子縁組で韓国から渡米したヘニーの母親は、撮影前に台本を見ながら「このシチュエーションならこんな気持ちだったのではないか」などとアドバイスをくれたという。ヘニーは、母がいなかったらこの映画をやり遂げられなかったかもしれないと打ち明けた。
次はどんな作品に出演したいかと尋ねると、「コメディーが好きですが、アクションもやってみたいです。作品を選ぶ際にはストーリー性を最も重視しているので、良いシナリオがあればどこへでも行きたいですね」と答えた。ただヘニーは、どこで活動しても常に韓国が「家」だと強調した。モデルとして台湾や香港で活躍していた5年前に韓国を訪れた際、「ここから立ち去りたくない」と強く感じたという。今後は韓国での経験と英語を生かし、アジア人という枠に縛られずいろいろな役に挑戦したいと抱負を語っている。
映画『マイファーザー』は6日に韓国で封切られる。(記事=小松朋子)
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