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 チョ・インソン、映画『卑劣な街』来日記者会見 |
 すごくオススメ
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| 文書番号：4971 |
2007-08-27 18:05 |
今月25日から開催中の「韓流シネマフェスティバル2007ルネサンス」。
そのオープニングを飾る作品『卑劣な街』の主演俳優のチョ・インソンさんが24日来日し、都内で記者会見を行いました。
兵役入隊前の最後になるかもしれない？！という貴重な会見になるとの情報を聞き付け、ブロコリ取材班も早速その現場にお邪魔してきました。
チョ・インソンさんといえば、日本ではドレッシングのCMにも出演し、主演ドラマも大人気。韓国では俳優としての人気はさることながら、若者のファッションリーダー的な存在でもあり、そのファッションセンスも注目される若手人気俳優。
ちなみに同フェスティバルの舞台挨拶付きチケットは発売開始から約2分で即完売するなど、彼の日本での人気の高さが伺えます。
そんな誠実で爽やかな好青年、チョ・インソンさんの記者会見の模様をお届けします。
ほぼ時間どおりに始まった記者会見。
まずは、会見を盛り上げる美しいカノンストリングスカルテットの演奏が始まると、司会進行役の田代親世さんが登場。
その田代さんの紹介で、「無類の韓流好きは芸能界でも有名？」な人気お笑い芸人＜ますだおかだ＞の増田さんが「韓流シネマフェスティバル2007」の宣伝部長として登場しました。
増田：アニョハセヨ！ チョヌン マスダイムニダ！
こんにちは、私は、「ますだおかだ」の増田と申します。本日はたくさんお集まり頂きましてありがとうございます。
今回、この韓流シネマフェスティバルの宣伝部長をさせて頂くことになりまして、大変光栄に思っております。私どもは韓流が大好きで、映画は90本、ドラマは30本観ております。え～、わが家は毎晩「韓流シネマ・フェスティバル」でございます！
先ほどチョ・インソン氏と対面したんですけど、めちゃくちゃかっこいいですよ！！ この映画はやくざ映画なんですが、今日の格好は…ちょっとねぇ～アイドルです！ 期待してください。すごく優しくて…すごくいい方です！ 楽しみにしていただいて…。それから今日は、チョ・インソンさんの肖像画をご用意させて頂きました。私が用意しました！ 私が良く知っている映画の看板を書かれているあるアーティストの方にお願いして用意させて頂きました。韓流好きのおば様方は、よく（韓流スター）の銅像とか肖像画にいちゃもんをつけるので怖いんですが、今回は素晴らしい絵を用意しております。やはり絵になる男ですからね？絵で残しておかないと。こちらも楽しみにしておいてください。
 そして、いよいよ…。
フラッシュの嵐が巻き起こり、長く伸びた髪を後ろにまとめ、真白いシャツの上に、タータンチェックのベスト、そしてグレーのジャケットに黒いパンツといったいでたちのチョ・インソンさんが登場。ファッション自体は英国調のオーソドックスなトラッドスタイルであるはずなのですが、彼が着こなすとどこかあか抜けて、とてもお洒落に見えます。
まずは本人より日本語の挨拶です。
チョ・インソン：はじめまして、どうぞヨロシクおねがいします。チョ・インソンでーす。
増田：かわいいでしょう？背が高いのは知っていたんですが、映画でごっついイメージがあって…。実際見たらすごくスラッとしてるんですね…。
チョ・インソン：作品を撮る時は、新しい僕をお見せしようと努力しました。
増田：映画のプロモーションのために来日するのは初めてだそうですが、どんな気分ですか？
チョ・インソン：僕の出ている映画が、こうして日本で映画祭のオープニング作品に選ばれたことをとても光栄に思っています。一生懸命に撮った作品なだけに、楽しんで見ていただけたらと思います。
増田：今日、成田空港に着いた時、空港がパニックになったと聞いておりますが？
チョ・インソン：ひっそりとしてましたけど（笑）？
増田：いやいやいや…そんなことはありませんよ！
 そんな冗談も交え会見場の空気が和んだところで、チョ・インソンさんも気になっているという「チョ・インソン誕生2007」とタイトルが付けられた肖像画が公開されました。
増田：こちらが私が用意させていただきましたチョ・インソンさんの肖像画です。そしてタイトルがございます。「チョ・インソン2007」！
ありでしょ？OKでしょ？ケンチャナ？えー、少々困っているようにも見受けられるんですが、いかがですか？
チョ・インソン：（日本語）どうもありがとうございます。
実物よりステキに描かれていて嬉しいですね。本当に上手ですね。
増田：（韓国語）ケンチャナ？
チョ・インソン：（日本語）はい、大丈夫。
増田：よかったですねー。苦情は一切受け付けませんので宜しくお願いいたします！
と、記者陣を一掃します。しかし、本当に素晴らしい出来栄えだったのでインソンさんも満足したようです。
これから本格的に記者からの質疑応答へ。
増田：仕事の振りをしてきているファンの人もいると思いますが…担当じゃないのにきてる人とかねえ？
一問目の質問は『卑劣な街』をすでに観たという増田さんから。
増田：僕はチョ・インソンさんの作品は映画『ラブストーリー』という、まさにラブストーリーが大好きで、あと、「ニューノンストップ」というコメディドラマも好きなのですが、その作品のイメージしかなかったので、アクションシーンにビックリしました。背が高いから普通の蹴りもハイキックになるんですよね。テコンドーか何かの経験があるのかなと思ったのですが…？
チョ・インソン：はい。テコンドー４段です。昔はたくさん運動してました。この映画を撮る時も実際に武術監督に3ヶ月ついていただいて厳しいトレーニングを行いました。
その結果、あのようなシーンができたのだと思いますが、私の力というよりも、素晴らしい武術チームの方々に恵まれてあのようなシーンが誕生したのだと思います。
増田：4段！ すごいですね。チェ・ホンマンにも勝てそうですね！
チョ・インソン：勝てませんよ…。
増田：いやいや…。大晦日、楽しみにしてます。
チョ・インソン：日本で有名なお笑い芸人だと聞いていましたが、やはり面白いですね。
Q. チョ・インソンさん演じるビョンドゥは、イ･ボヨンさん演じるヒョンジュに靴をプレゼントしたいのに、足のサイズがわからないため、本を落としてサイズを測ったり、バラの花をプレゼントしたりととてもフェミニスト（ロマンチック）な印象を受けましたが、役柄と実際のチョ・インソンさん自身の女性への対応の違いは？
チョ・インソン：実際の気持ちとしては、それよりももっとステキなことができるような気がしますけどね。でも機会がありませんので…。ぜひ機会を作ってください（笑）！
MC：そういった事は、今までしたことがないということですか？
チョ・インソン：ありますよ。ちょっと幼稚かもしれませんが、昔、クリスマスに彼女にサプライズでパーティーを開いたことがあります。友達に手伝ってもらって家にバラの花を飾って、キャンドルなんかも準備してパーティーをしました。高校生だったのであまりお金もなかったのですが、自分より裕福な友達もいて、本当に色々助けてもらいました（笑）。
Q. 映画で、ぜひ観て欲しいシーン、お気に入りのシーンがあったら教えてください。
チョ・インソン：撮影しながらとても心に残ったシーンがありました。彼女が勤めている本屋さんの前に彼女を連れ出し、イ代理を殴るシーンがあります。撮影中はとても心がしめつけられるような思いになりましたし、他のシーンを撮影している時よりも心に残っていますね。
増田：ちなみに僕は趣味がロケ地巡りなんですけど、あの本屋はどこにあるんですか？
チョ・インソン：韓国の光化門にあるんですが…名前言っちゃダメなんですかね？教保（キョボ）文庫です。
増田：わかりました。年内に行きます！
Q. 韓国では好青年のイメージが高いですが、『卑劣な街』でのビョンドゥ役とはイメージが全く違うと思います。それに対して抵抗はありませんでしたか？
チョ・インソン：撮影前は、この役を誰よりもうまくできると思っていました。これまでの限られたイメージからの脱出をはかりたいという思いもありましたし、きっとできるという自信があって撮影に臨みました。監督の方で、本当に色々と引っ張っていってくださったので、監督の手のひらで遊ばせてもらった感じで撮影できました。
増田：この作品の中ではドキッとするシーンがあるんですよね。多分女性ファンはドキッとするシーンかも知れませんが、ソファーで寝転んでですね、股間に手を入れて…その後、衝撃的なシーンになるんですけど…。あのシーンは台本ですか？アドリブですか？
チョ・インソン：もともと台本にはありませんでした。私が監督に「ちょっとやってみましょうか？」と言ったら監督がとても乗り気でした（笑）。そうしたら、監督の方から「もうちょっとパンツ下げてみたら？」と言われ、どこまで下ろせばいいかの調整で問題になったりしました。
（男性記者から）
Q. 空港でもたくさんのファンが待っていたり、モテ男というイメージの強いチョ・インソンさん、男前になる秘訣を教えてください。
チョ・インソン：結婚はされてますか？
男性記者：…まだです。
チョ・インソン：恋愛はされてますか？
男性記者：ああ…いや…まだです。
増田：何歳ですか？
男性記者：…30歳です。
 チョ・インソン：うーん。どうしたらいいんでしょうねえ（笑）。僕よりステキな外見をお持ちでいらっしゃいますし、とても魅力的な職業をされていると思います。
僕は今、大衆の方々から愛情を受ける職業をしています。多くの方々に愛されることも素晴らしいですが一人の女性に愛されることは、もっと素晴らしいことだと思います。そういった意味でこれかた素敵な恋愛をされるのではないでしょうか。
（男性記者）
Q. インソンさん自身、努力されている点は？男性へのアドバイスを。
チョ・インソン：僕、そんなにうまくできてないほうなんですけどねえ…。お望みでしたら今日ここにいらっしゃる女性記者のみなさんと、合コンでもアレンジしてみましょうか（笑）？
失礼にあたらなければ、女性記者の皆さん、後ろを振り向いてみていただけます（笑）？いいな～と思う方はいらっしゃいますか？
増田：いないみたいですね。残念でした…。
MC：最後にチョ・インソンさんから今後の活動予定を含めて最後に挨拶をしてもらいます。
チョ・インソン：9月から次の映画の準備に入ると思います。シナリオはまだ完成していないのですが、再びユ・ハ監督の映画に出演します。来年の2月か3月にクランクインの予定ですが、それまでの期間、後悔のないように一生懸命準備をしてベストを尽くして作品に臨みたいと思います。そしてまた映画でみなさんにお目にかかれることを願っています。
これからも韓国映画を愛してください。そして、映画祭に来ていただいた方には映画と共によい思い出を作っていただければと思います。ありがとうございました。
フォトセッションの間も「ヨギボセヨ～（こっちみてください）」という声に応えながら、さまざまなポーズでカメラ一台一台に気を配ってくれるチョインソンさん。さすがモデル出身ですね。
また、質問する記者の方は「○○放送の○○です」と自己紹介をして質問に入るのですが、そのたびに「あぁ、○○放送の？」と知っているふり？をしたり…、何度もコメントに茶目っけたっぷりの冗談を交えたり…、もちろん宣伝部長の増田さんのナイスなツッコミやボケもあって？かもしれませんが、チョ・インソンさんのシャイでありながら、ユーモアのある性格が垣間見られた、和やかで楽しいあっという間の30分の記者会見でした。
～取材を終えて～
兵役を来年に控えているということですが、話によるとまだ春先までは映画の撮影もあり、俳優チョ・インソンの演技が見られそうです。彼の次回作も待ち遠しいですし、増田さんもインソンさんのイメージと違う！ というこれまでのイメージを覆す『卑劣な街』を観ていない人は是非一度、観た人は繰り返し…インソンさんの魅力を噛みしめてほしい！ 私のイチオシ若手韓国スターです。（福田）
文／撮影：福田（ト）／訳監修：栃木（ブロコリ）
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