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アン・ジェウク日本武道館コンサート JAPAN TOUR 2006「My life is...」 |
超オススメ
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文書番号:2970 |
2006-11-13 20:06 |
歌手としてだけでなく俳優としても絶大な人気を誇る‘アジアのナイト(騎士)’ことアン・ジェウクさんが今月6日と8日に、大阪と東京でコンサートを行いました。今年3月にNHKホールで行われた初来日コンサートのチケットは発売開始10分で完売、本大阪公演に至っては7分で完売するなど、驚異的な人気を見せつけるアン・ジェウクさん。
…そんな話を聞いたら期待しないはずはありません!高鳴る胸をおさえつつ、8日の東京・日本武道館公演に行ってきました。
開演の数時間前から会場周辺には、ファンが所狭しと詰めかけ至福の時の訪れを待ちわびていました。団扇やペンライトは当たり前、お揃いのTシャツを着ていたり、同じ法被(はっぴ)を羽織っているグループの姿もちらほら。とても熱狂的です。誰も彼もワイワイと楽しそう!嬉しい気持ちは伝染するもので、自然とこちらもワクワク!!
18時を少し過ぎたころ会場内に入ると、すでに興奮した様子がビシビシと伝わってきて圧倒されます。「これから大好きな人に会える」――そんな喜びが、キラキラした笑顔になって幸せな気持ちが伝わってきます。この素敵な光景を眺めているうちに会場が暗転し、いよいよコンサートがスタートしました。
ステージ中央に設置されたモニターにはオープニング映像。大きな大きな歓声と腕がちぎれるほどに力強く振られるペンライトの波。「ひとりごと」の前奏が流れ、ステージ上段のせりから、白いシャツに黒いジャケット、そしてジーンズとラフな衣装でアン・ジェウクさんが登場すると、一際大きな歓声が上がりました。「こんにちは!アンニョンハセヨ!」と最高の笑顔を浮かべつつ元気に挨拶をし、腕を振り上げ力強く、そして本当に楽しそうに1曲を歌いきりました。
歌い終えると、「はぁ~」と深いため息をひとつ。広い広い武道館を埋めた観客席を眺めつつ「(日本語と韓国語で)こんにちは。お久しぶりです」。この後、フフッっと、あの茶目っ気たっぷりの笑みをみせてカンペを取りだしゆっくり読み出したアン・ジェウクさん。会場も大爆笑です。
「僕はまだ日本語ができません。だからまたこんな風に見ながら読みます。東京に来る新幹線でこれを書きました。みなさんに会いに来る汽車が僕には遅く感じられました。僕が恋しかったですか?(会場大絶叫!)恋しかった分、大切な思い出をたくさん作りましょう。僕もみなさんにとっても会いたかったです。ありがとうございます」。読むという行為では気持ちが半分になってしまうのでは?と思いますが、アン・ジェウクさんの場合、全然そんなこともなく憎めないンです、これが。それどころかお茶目でかわいいとさえ思えてしまう…アン・ジェウクマジック!
MCの後はドラマ「星に願いを」の映像をバックに続けて3曲――「君が去っても」「いつも君のそばで」「傷」――を披露。「いつも君のそばで」では、本当に楽しそうに…向けられたらこちらも笑顔になってしまう極上のスマイル付き。会場のペンライトもリズムに乗って楽しそうに揺れていました。
スポットライトの下で、情感たっぷりに「傷」を歌いあげると、映像と曲の効果か、そこにいるアン・ジェウクさんと役柄とがシンクロする感覚を覚えました。
歌い終えると、今年初めのファーストコンサートの来日時の映像がスクリーンに映しだされました。記者会見やリハーサルなどの映像で、練習中のアン・ジェウクさんはメガネをかけ、Tシャツにジャージ、そして首に巻いたタオル(端をTシャツの中に入れている)というスタイル。舞台裏のアン・ジェウクさんを垣間見ることができました。
ドラムとギターのリフに乗って「Woh oh oh」と力強いボーカルが聴こえ…黒いTシャツにシルバーのジャンパーに衣装チェンジしたロッカー・アン・ジェウクが登場し、「罠」「別れの言葉」をパワフルに歌い上げました。スタンドマイクを持ち上げ、肩に担いでステージを左右に移動。生バンドならではの重厚なサウンドに酔いしれ、力強く拳を振り上げて会場を煽るアン・ジェウクさん。「アン・ジェウク」コールも起こり、会場のボルテージも急上昇です。 ロックで一汗かくと小休止。MCで会場とのおしゃべりを楽しみました。
東京以外から来ている人、中国・台湾・香港など海外からきている人…と会場に呼びかけると、あちこちから歓声とともに手が上がります。韓国から来たファンを呼ぶと、アリーナ前方に韓国国旗の太極旗を掲げるファンの姿がありました。みんな遠くから、アン・ジェウクさんに会いたくて、この日本武道館に訪れたのかと思うと、アン・ジェウクさん本人でもないのに嬉しくなってしましました。
東京公演の前々日に大阪公演を終えてきたアン・ジェウクさん。「大阪のファンと別れるのが辛かった」と語ると、会場からはブーイング。「大阪にいるときは大阪がいいような気がするし、東京にいるときは東京がいいような気がします」と、しっかり笑いをとることを忘れないアン・ジェウクさん、にくいですね!
武道館を埋め尽くしたファンにお礼を述べるとバラード曲「Yesterday」に繋げました。スモークがたかれる中、スカイブルーのドレスを纏った女性ダンサーが現れ盛り上げます。時に弓なりに上体をそらせ、お腹の底から搾り出すように熱唱。最後は、ダンサーと抱き合い会場が暗転…悲鳴があがったことは言うまでもありません。
1曲をはさみ、ここから一気にダンスタイムとなりました。直前の会見でダンスは好きではないけれど「ファンが好きだから」と語っていたアン・ジェウクさんですが、ファンのためにしっかり踊ってくれました。ニット帽をかぶり、インカムに変えたアン・ジェウクさんは、80年代ディスコサウンド(らしき)に乗せて女性のダンサー数名を従えて歌い踊ります。本職ではないからキレだとかパワフルだとか、そういったものではないけれど、一生懸命に乱れなく踊る姿は本当に素敵です。彼のダンスを見たがるファンの気持ちが理解できます。
ダンサブルなナンバーに続いては、ギター2本とジェウクさんの声のセッション。彼の声がよりいっそうよく聴こえます。ささやき語るように、伸びやかに、そして時に力強く…。
そんな素敵なバラードでしっとりとした雰囲気になると、余韻に浸る間もなく‘セールスマン’アン・ジェウクの登場です。今年初めに出したアルバムをまだ買ってない人に、また、同コンサートのタイトルともなっている「My life is...」スペシャルアルバムは買って聴いていないファンに「このコンサートが終わったら近くのCDショップへ…」と促し会場の笑いを誘います。
「My life is...」は好評だけれど、オリコンチャートでいつごろ1位がとれるでしょうか?と会場に問いかけます。「1位に一瞬とどまるよりは、2~3位にずっといるほうがいいです。…でも1位もとってみいたいですね」と本音をポツリ。絶えず笑いを誘います。そして、1位をとったらお祝いのパーティーをしようと約束をしました。
MCの最後に再度たたみかけるように「My life is...」の宣伝をすると、一言付け加えました。「これぐらい話せば、まだ買っていない人も手にとってももらえますよね?!」。どこまでも笑わせてくれるセールスマンでした。 数曲と楽しいMCで盛り上がるとコンサートもいよいよ終盤へ。
重厚感のあるサウンドが気持ちいいい「心のままに」では、「Woh Oh!Oh!Oh!」とアン・ジェウクさんと一緒になって誰もが叫び、いっそう力強くペンライトが振られ、流れる汗さえ心地よく感じます。続いて歌った「君に伝えたい言葉」では、エキサイトしすぎて出だしを間違えてしまいましたが、それはご愛嬌。こういうハプニングもコンサートの醍醐味です。
「(間違えたことは)僕たちだけの秘密にしてください。でも来年の3月にはDVDで出てしまうんですよね。上手いというウワサはずぐに消えてしまうけれど、ミスは長く語り継がれてしまいますよね」と、こんな楽しい弁明も忘れませんでした。
そしてコンサート関係者にお礼を述べた後、この日客席でコンサートを観覧していたアン・ジェウクさんのご両親が紹介され、会場から一際大きな拍手と声援を浴びました。
1曲をはさむと、耳慣れたメロディーが聴こえてきて、日本の曲を2曲――「RUN」(長渕剛)と「いとしのエリー」(サザンオールスターズ)――を披露しました。客席にもマイクを向け、歌うように促します。2曲ともにアン・ジェウクさんの声質にぴったりで、男らしさが際立つステージとなりました。文句なく素敵です…!
歌い終えると、この日は特別な日だということで、サプライズイベントが用意されていました。10年間を共にしたギタリストの方が、この日を最後にオーストラリアに移住するとのこと。彼への感謝の気持ちと新しい旅立ちの幸福を祈願し、ケーキとプレゼント(サングラス)でお祝いをしました。長い時間を共にした友との別れ。悲しいけれど、彼の門出をみんなで祝ってあげたいという熱い友情を目の当たりにし、この日に参加できたことを嬉しく思いました。
最後に「友よ」を心を込めて情感たっぷりに歌い上げると、アン・ジェウクさんはステージを後にしました。 息つく間もなく「アンコール」ならぬ「アン・ジェウク」コールの大合唱が沸き起こりました。ドラムがそれを後押しするように音頭をとると、さらにコールが大きくなります。すると間もなくアップテンポの曲がかかり、白いシャツにジーンズとラフな姿でアン・ジェウクさんが再び登場し、「大丈夫」を披露しました。バンドのメンバーのソロが用意されていて、生バンドのならではのライブ感がたまらなく気持ちよくさせてくれます。
最後は、「Forever」。アン・ジェウクさんとともに会場中が大合唱です。マイクを向けても向けなくても、みんな韓国語で歌っています。アン・ジェウクさんからも「スゴイ!!!」と感嘆の声。パフォーマーと会場が一体となった瞬間でした。色とりどりの紙ふぶきが舞い落ち、会場の照明が付くと、アン・ジェウクさんだけでなく会場の誰もが、キラキラした最高の笑顔を見せていました。そして「愛してる」「サランヘヨ」「東京サンキュー!」そんな言葉を残しながら、アン・ジェウクさんは登場した時と同じ上段のせりに消えていきました。
たっぷり2時間半。アン・ジェウクさんと集まった8.000人のファンは、最高のステージを作り上げました。彼が愛される理由、彼が愛する理由、それをたっぷり教えてもらった素敵な時間でした。
この素敵な‘思い出’は、2007年3月7日にDVDとして発売される予定です。この感動をもう一度DVDで振りかえってみてはいかがでしょうか?
■『アン・ジェウク JAPAN TOUR 2006 AUTUMN“My life is...”DVD』
2007年3月7日発売予定
11月8日 日本武道館公演セットリスト
1. ひとりごと
2. 君が去っても(星に願いを)
3. いつも君のそばで(星に願いを)
4. 傷(星に願いを)
5. 罠
6. 別れの言葉
7. Yesterday
8. 砂時計
9. Please don''t go away/Never ever/自由
10. 君に似ていたから
11. 僕が生きる理由(母よ姉よ)
12. トゥルル
13. 指輪
14. Tell Me
15. 君のいない世界
16. Baddest
17. Only You
18. 守護天使
19. 心のままに
20. 君に伝えたい言葉
21. Good bye
22. RUN(長渕剛)
23. いとしのエリー(ササンオールスターズ)
24. 友よ
<アンコール>
25. 大丈夫
26. Forever
>> コンサート直前記者会見の様子はこちら
>> コンサートの写真を後日、サークルにアップする予定です。どうぞお楽しみに! ※サークルに参加するには、ブロコリ会員登録(無料)が必要です。
文/撮影:高橋(ブロコリ)
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