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アイコン 金城武主演『ウィンター・ソング』来日会見 アイコン すごくオススメ
文書番号:2624 2006-09-15 00:00

11月に公開予定の映画『ウィンター・ソング』主演の二人、金城武さんとジョウ・シュンさん、そしてピーター・チャン監督が14日、千代田区・丸ビルで記者会見を行いました。この日は、同ビル1階オープンスペースにてファンイベントも開催され、約2年ぶりに来日する金城武さんを一目見ようと集まったファンはなんと2,300人!1階だけでは収まらず、2~4階(通路手すり部分)まで埋まり、あいかわらずの人気ぶりを発揮。嬉しさのあまり涙をみせるファンの姿もみられました。

三人が登場すると、会場は「きゃ~!!」という悲鳴にも似た黄色い声援があちこちから飛び、熱気と興奮と、そして‘久しぶりに会えた’というファンの喜びがこちらにも伝わってきました。

積極的にファンに手を差し伸べて握手をしたり、2~4階部分で様子を見ているファンを見上げて手を振るなど、会場に集まったすべてのファンを想う温かな心遣いを見せる金城さん。また、フォトセッションで共演者を気遣う様子はとても紳士的で、ファンの心を掴んで離さない人気の秘密を垣間見たようでした。

ステージ上で、ファンと過ごす時間について訊ねられると、金城さんは緊張した面持ちで「手が震えちゃってるンですよ!」とコメント。会場からは「え~」という黄色い大絶叫が沸き起こっていました。

会場を移して行われた記者会見では、はじめに舞台の前に張られた白幕に、映画に出てくる記者会見のシーンが映し出されました。そして幕が落ちると、映画と同じように三人が壇上に構えているという、映画と本記者会見がオーバーラップするという粋な演出で会見がスタートしました。

まずは、チャン監督から「私の新作『ウィンター・ソング』は特別な映画です。みなさんに楽しんでいただければと思います」、続いて金城さんから「この映画のおかげで、アジアの国々やベネチアに行ったりしたのですが、東京で公開できることを喜んでいます」、そしてジョウ・シュンさんから「特別な作品である『ウィンター・ソング』を日本にもってくることができて嬉しいです」と挨拶があると、質疑応答に移りました。

本会見は、撮影のエピソードだけでなく、プロモーション活動の裏話(?)や恋愛観なども語られるなど、内容たっぷり。以下、会見の主な内容です。
(以下、金城武:金城 ジョウ・シュン:ジョウ

Q.『ウィンター・ソング』はキャストやストーリー、セットなどすべてがとても豪華です。また、切なく美しいラブ・ストーリーで、女性にはたまりません。今回の作品で‘愛のすべて’を出し尽くしましたか?
チャン監督:この作品だけでなく、すべての作品に自分なりに‘愛’を出したい(表現したい)と思っています。けれど、この作品は特別な作品になりました。周囲のスタッフにとっても同じです。前回の『ラブ・ソング』と似ていますが、大きく異なる部分は、深く掘り下げた作品だということです。まず、この作品はミュージカルでありながら、非常に豪華で視覚的に綺麗です。
愛によって傷つけられたある男が、昔の愛を捜し求めるために旅に出るのです。一方、女性は自分の道をまい進していこうとしている。この二人の愛を巡る展開なので、甘いというより、苦さがにじみ出てくる作品です。みんなでアイデアを出し合った作品なので、私ひとりの作品ではなくスタッフみんなの作品です。

Q.厳しくて激しくて様々な感情が入り混じる、エモーショナルな作品ですが、すぐに役に入り込めましたか?
金城:僕は、現場の感じや監督、役者とのやりとりの中で雰囲気を感じながらでしか(役作りの)やり方がわかりません。今回のストーリーは、初めて台本を見た時よりも、どんどん情が深くなって行く方向に進んでいて、互いに感じていることや表現したいことは一緒なんだと確信できました。
役作りというよりは、読んだ本や感じた物、自分がみたことのある雰囲気をなるべくその空気に溶け込んでやるしかなかったので…。今回は、そういった自分の演じ方に対し、監督から「感じながらやっていいのだ」という自信をもらい嬉しかったです。

Q.演じていて気持ちが痛かったですか?それとも優しい気持ちになりましたか?
金城:結構切なかったですね。それは、監督がほとんどを順撮り(※)で撮影したことにあります。10年前の北京のシーン、二人が一番惚れ合っているところから撮り始めました。二人の気持ちや雰囲気、周りの世界の色、氷の上、雪の上、それらすべてを自然に感じることができました。監督の解説や、ジョウ・シュンさんの演出で互いに響き合えることができました。
そのはじめがあったので、徐々に順撮りしていくと、こんなに想っていた(愛していた)感情をどう怨みの感情に変えるのか、というのはありました。
※シナリオの順番通りに撮影する方法

Q.『ウィンター・ソング』は特別な作品だとおっしゃいましたが、どういう面で‘特別’なのでしょうか?
ジョウ:‘特別’というのは2つあります。1つは、演技だけでなく歌やダンスでヒロインの内心の矛盾した気持ちを表現することができましたので、それは私にとって滅多にない機会ですし、そういう意味で特別な経験でした。もう1つは、気持ちの面です。監督に金城さんと共演させてもらって本当に感謝したいのは、毎回金城さんを見るたびに、自分の夢のために彼女がどんなに辛い想いで、彼を捨てる決心をし、彼との関係を断つ決意をしたのか、リアルにつくづく感じましたのでそれを表現できました。
また、この作品の中では劇中劇がでてきまして、役者の役を演じます。現実と劇中劇のストーリーが曖昧模糊となっています。それがまた滅多にないことなので特別です。

Q.役とご自身が似ている、重なる部分はありますか?
ジョウ:私自身役者をやっていると、役と自分の境がないというか…。常に役と自分を行ったり来たりしているようなそういう感じがあります。今回はさらに、スン・ナー自身が劇中劇でまたそれをしているというところがあり、その辺の彼女の矛盾した気持ちというのがよく理解できました。
金城:はい、ありますね。10年前と10年後の恋愛に対する感じ方、またどれだけもっと広い目で1つのものを見られるか…。僕が演じた役の彼(リン・ジェントン)は、10年前は自分から見たものしか大事にしようとしません。10年を通して仕返しをすることで学び、人生観が変わっていくというのが、自分が年を重ねる中でそういった変化もあったので、役とオーバーラップしていました。
ですから、悲しいシーンは自然と悲しくなりました。撮影が終わりに近づくと、芝居が終わるのがとても切ないと感じました。芝居の中の芝居の役も同じような気持ちだったので、多重にオーバーラップしましたね。

チャン監督:補足をしますと、実際のジョウ・シュンさんとスン・ナー役とは、だいぶ違います。ジョウ・シュンさんはスン・ナーと違って‘仕事よりも愛を選ぶ人’だと思います。だからこの映画に、彼女の温かさが持ち込まれ、生かされたのだと思います。スン・ナーという役は、クールで無情で、残酷な面をもっています。ジョウ・シュンさんのおかげで映画にほろ苦さをもたらし、観客の心を動かす部分も多かったと思います。
この映画は、冬の北京で撮られていることやストーリー展開が特別な雰囲気をもたらしています。撮影期間中、私達は常にディスカッションを重ね、アイデアを出し合い、脚本は毎日のように変わりました。こうした交流を通じ、私と役者たちとの距離が縮まったと感じました。これほど役者たちと身近に接したことはなく、‘ラブ・ストーリーにも増した温かい交流’ができたと思います(会場笑)。だから、映画を撮っていながらも現実のような感じもしました。
金城さんをよく知っているわけではないのですが、これだけハンサムですから、現実では女性に捨てられることはありえないと言いましたが、(ここで金城さんは、口を一文字にして首を振るしぐさを見せ、記者たちの笑いを誘いました)映画に対しての‘思い入れ’は特別のものがありました。本当に説得力のあるリン・ジェントンを見せてくれただけでなく、彼が、この役にもっと広い幅をもたせてくれました。
こういったプロセスもあり、私にとって忘れがたい一作となると思います。

Q.ミュージカル映画ということで美声を披露されていますが、歌の面で苦労された点は?
金城:歌うことに関しては、大変ではありませんでした。この映画で一番心配したのは、「踊るんですか…?」ということでした(笑)。僕は踊りが上手くないので、それだけが「もしあったら大変だな」と思っていたのですが、僕の役は歌だけでした。歌い方も、役柄を反映していたので大丈夫でした。
芸能活動を始めた時に、アイドル歌手としての活動期間もあったので、その時に経験した歌い方でレコーディングしました。でも、今回のレコーディングは面白くて、歌手として歌うのではなく、役の人物として1曲1曲の歌詞は全部セリフなんだというのがありました。監督の監修の下、役の気持ちを感じながらレコーディングしました。

Q.映像でこだわった点は?
チャン監督:今回恵まれていたのは、素晴らしい才能の持ち主の方々に手伝ってもらえたことです。だから豪華絢爛に仕上がったわけです。しかし、映画の見栄えよりも伝えるメッセージが大切だと思います。今回はミュージカルということもあり、普通の映画のセリフまわしとは違います。劇的なスタイルを生かして、普段の私生活では言わない、また普通の映画では言えないようなセリフを言わせたりしています。
最後にジェントンがスン・ナーに「北京を忘れないで」と言います。普通は「私を忘れないで」と言うでしょう。実生活と離れた‘非現実的’な雰囲気やセリフを、ミュージカルを通じて感情的に伝えることはできたと思います。

Q.共演の印象は?ジャッキー・チュンさんとの共演の印象もお願いします。
ジョウ:私はあまり熱くなれないタイプなのですが、金城さんはそれ以上で、私の方が積極的にならなければなりませんでした(笑)。具体的なシーンを話し合うより、普段のいろんな物事に対する考え方や見方を話すことで相手のことがわかったと思います。話し合いの過程は楽しく、心を1つにして(作品を)作ったという感じです。
ジャッキー・チュンさんは、みんなが尊敬する歌手であり俳優ですし、実際の人となりも素晴らしい人です。子どもの頃から彼の歌を聴いて育ったようなものですから、共演することに緊張していましたが、とても親しみやすい人でした。私が演じたものですから、スン・ナーが彼に対し、父親か兄に対するような安心感をもってしまっていたので、それが出ていたのではないかと思いますが、いい共演ができました。

金城:(ジョウ・シュンさんとは)同じ星座なので、彼女と同じことを言ってしまいそうなので(笑)、彼女が言っていない、憶えている微かな現場での話をしますね。
楽屋で僕たち三人、1つのソファーに寝そべって台本を考えているのをスタッフが待っていました。監督は真ん中に、僕たちのやりとりを聞いていて…。僕が思うスン・ナーと彼女が「こう動きたい」と言うのが一緒で、自然と同じ気持ちなんだと思いました。スタッフを待たせていて申し訳なかったのですが、その三人の‘絵’は(客観的に)「かわいいな、俺ら」と思っていました(笑)。
仕事が終わると、一緒に食事に行ったりしたのですが、僕たちは北京のレストランを知らないので、ジョウ・シュンさんが毎晩どこへ行くのか決めておいてくれて、ワイワイ楽しかった記憶があります。
ジャッキー・チュンさんとは、すれ違うワン・カットくらいしかありません。プロモーションで初めて一緒に行動しました。僕も彼の歌を聴いて育ったようなもので、とても尊敬しているので、一緒にあちこち行けるのは楽しかったです。現場で一番幸せだったのは、布で仕切られた隣の楽屋からジャッキーさんの歌声が聴こえてきて、ずっと聴いていました(笑)。コンサートに行かないと聴けない歌を聴けて「儲かったね、タダで聴けてよかったね」とスタッフと話していました(笑)。

Q.映画のように振られた場合、金城さんは10年待ち続けられるでしょうか?
金城:待ち続けるというより「仕返しをしたい」という感じでしたね。現実の自分は、仕返しをする気持ちも待つ気持ちもないですね(笑)。僕は結ばれるのも離れるのも縁だと思うので…。その時その時のタイミングが合えば一番幸せで、無理することはないと思います。

Q.恋愛に関してあっさりしたタイプですか?
金城:20歳の頃と30代の自分とでは違った感覚をもっています。今の方が執着しないですね。しがみついて大事にしようとはしなくなりますね。自然体が一番です。20歳前後だったら、執着して嫉妬したりしたでしょうけど、今はそんな気持ちになれないですね、仕事もあるし(会場笑)。

Q.2年ぶりの日本はいかがですか?
金城:久しぶりに来られて嬉しいです。この2年の間にも、あちこちで日本の作品を観たり、オファーがあったので2年ぶりという自覚はありません。機会があれば、日本の映画会社と話し合ったり意見を交換したりしたいですね。最近は日本映画のクォリティが良く、好調で嬉しく思います。才能のある人がもっと出てきて、新しい映画界を作っていけるかと思うとワクワクします。
ジョウ:すごく日本が好きで、東京しか来たことがないのですが、京都や北海道にも行きたいと思っています。仕事以外でも時々来ています。東京は、すべてが細やかで、隅々まで行き届いていて感動します。そして、欲しいものは何でも手に入りますね。さっき1階で金城さんのファンの皆さんが泣いているのを見て、それもまたとても感動しました(会場笑)。

たっぷり語ったこの会見の模様は、ファンが待つ1階イベントスペースにも中継されていました。最後にファンに向けてメッセージを促されると、カメラに向かって「やぁ!」と片手を挙げてフランクな姿を見せた金城さん。そして「感激しています。今日はありがとうございました」と感謝を述べました。ジョウ・シュンさんは「そんなに金城さんが好きなら『ウィンター・ソング』を観てくださいね!」と会場を沸かせ、会見は終了となりました。

『ラヴソング』の世界的名匠ピーター・チャン監督が贈る“たったひとつの愛”
ウィンター・ソング』は11月、有楽町スバル座ほか東宝洋画系にて全国ロードショー!





文/撮影:高橋

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